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1.スライムのステータス

「私が君に力をあげるわ。その力を使えば勇者なんてイチコロよ!」


「力だな?わかった。なら早く勇者を殺しに行かせてくれ」


「わかったわ。力はステータスと念じれば見れるから。それじゃ頑張ってね!」


 意識が薄れ始めた。勇者を殺し尽くせば記憶が戻るそれを考えるとどうしても気が急いてしまう。一気に話を進めたけどこれで大丈夫だよな?


「あ、言い忘れてたけど勇者以外にはその力は通用しないから注意してね。くれぐれも死なないでよ!」


 ……大丈夫だよな?


 ○●○●○


 ふと気づくと目の前に草があった。身の丈の半分程ある大きな草だ。雑草みたいな草なのにでかいな。


 とりあえずここがどこだか確認するか。周りを見回すと、とにかく広い草原のようだ。ここでさらに確認したいことが一つ発生。俺の視界が360度全てを同時に見れるようになっている。そして、俺の体が水色のスライム状になっている。


 ……どうなってんだこれ。


 試しに腕を動かそうとするとスライムの体から触手のようなものが生え、うねうねと動いた。草を抜こうとすれば、触手が草にまとわり付き、根本から引きちぎった。そして、触手の中に草が取り残された。


 続いて、歩こうとするとスライムの体が波打ち、ずるずると草を押し倒して進み始めた。こんな体なのに思っていたよりも速いな。


 うーん、行動に支障は無いけど、これどうなってんだ?体内に草は取り残される波打って進むし。てかなぜか草が溶けてるし。これ大丈夫なのか?


 とりあえず力を見てみるか。ステータスと念じればいいんだったよな。



――――――――――――――――――――――――――


種族 スライム


レベル 1

筋力 10

体力 6

速力 2

魔力 3


特性スキル

転生者

勇者キラー

補食


通常スキル

融解

消化液

腐食


称号

転生者

秩序の使者


――――――――――――――――――――――――――



 すばらしく弱そうなステータスだ。種族は今の俺の姿のままスライムだし。いや、まだ希望はある。たぶん勇者キラーが謎の少女の言っていた力だろう。


――――――――――――――――――――――――――

勇者キラー

 勇者の攻撃を無効化する。

 勇者のステータスを無視して攻撃できる。

――――――――――――――――――――――――――


 やっぱりだ、確かにこれなら勇者はイチコロだろう。勇者キラーの他にもスキルがあるから一応確認しておくか。


――――――――――――――――――――――――――

転生者

 異世界においての言語を母国語として理解する。

 異世界の人類に母国語が通じる。

 スキルや称号の獲得を音声で通知する。


補食

 喰らった生物のスキルを手に入れる。

 スライムが稀に生まれつき持っていることがある。


融解

 体内に取り込んだ物を自動的に消化する。

 どんな物でも溶かすことができる。


消化液

 表皮から消化液を分泌できる。


腐食

 触れたものの老化を一時的に加速させる。

 金属を食べられる。

――――――――――――――――――――――――――


 なるほど、組み合わせて使えばかなり強そうだな。他にも称号があるからついでにそっちも見てみるか。


――――――――――――――――――――――――――

転生者

 異世界に転生した者に与えられる称号。

 スキル 転生者を獲得する。


秩序の使者

 秩序の神に使命を与えられた者に与えられる称号。

 秩序の神の任意のスキルを獲得する。

――――――――――――――――――――――――――


 称号はそれに対応したスキルが手に入るのだろうか?とりあえず気になるのは秩序の神だ。もしかしてあの少女が秩序の神じゃないだろうな?でも俺の記憶消したり色々できるらしいからな。たぶんそうなのだろう。


 となると秩序の神の任意のスキルは勇者キラーのことだろう。それなら合点がいく。


 とりあえず、死なないように頑張らなくちゃいけないのか。勇者にしか今のままだと勝てなさそうだし。これからどうしたもんか。

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