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e-3. ハッピーエンド。俺たちは幸せに暮らす

 ソフィアのソレが俺のアレに触れる。

 その感触で、ソフィアのソレが熱く濡れていてとっくに準備完了なことが分かる。

 ささやかな抵抗でインしてしまいそうだ。


 別にいいのか……?


 母さんと思いを遂げることが難しいって、心のどこかでは、なんとなく気づいていた。


 ソフィアとサリナからの好意に気づかないフリをしていた。


 メイは論外だが、ソフィアやサリナと肉体関係を結んでもいいのではないか?


 前世でも今世でも未経験だし、正直に言えば、そういうことに興味がある。


 というか、母さんと幸せになりたい、とか、聖女の力を奪うわけにはいかないとか、そういう理屈で封印していただけで、俺にだって普通に性欲がある。


 15歳の肉体にふさわしい性欲が、暴走寸前だ。


 ソフィアと結婚してたくさん子供を産ませつつ、母さんと同居して幸せに暮らすのもありか……。


 ソフィアは母さんに及ばないとはいえ巨乳。これからまだ成長する可能性だってある。

 日本感覚ならJKの年齢だ。食べ盛りの魅力的な女性だ。


 だ、だが……。


 無理やりヤられてたまるか!


 ぶちこむぞ!


 じゃない。


 ぶちのめすぞ!


 もうコレがアレがそれで圧を感じて、ほぼ行為成立って感じだが、最後の最後で俺の中に抵抗の炎が燃えさかる。


「くくくっ。それでこそ我が友」


 この声は!


「ルーエル!」


 ギュルルルルルルルッ!


 夜の闇が実体を持って動きだしたかのように、何かがソフィアの体を包み、俺から引き離した。

 3人の聖女は宙づりになり、わめく。


「なにこれ! 放して!」


「す、すごい、魔力……」


「な、なんですの、これ!」


 3人とも抵抗できないようだ。

 誰も余力は残っていないのだろう。


 さすが魔王。助かったぜ……。


 自由になった俺は起き上がると、聖女達に背を向けて、スキル『Xitter(エクシター)』を起動。


 光が漏れないように背中と両手で画面を覆い、魔王に連絡する。



────────────────────

■自分

先ずはありがとう!

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

うむ

────────────────────

■自分

それはそれとして何してんだよ。

正体がバレたらどうする!

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

問題ないだろ

────────────────────

■自分

は?

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

聖戦監視官とやらが魔王討伐を報告した。

国や教会は知らんが、

お前たちは別に我を殺したいわけではないのだろう?

お前たちの目的は、魔王を討伐したという事実のみ。

報奨金がもらえれば良いのであろう?

────────────────────

■自分

た、たしかにそうだが……!

────────────────────



「アレル……。背中向けて、何してるの?」


「あ! お兄ちゃん! もしかして、シてるの?! 言ってくれたらいつだって私がスるのに!」


「アレル様! ご自分でなさらなくても、私にサせてください! 勿体ないです。私の中で気持ちよくなってください! 胸が好きなのでしょう。是非、使ってください!」


 俺が背中を丸めて、手をこそこそと動かしているから、明らかに失礼な誤解をしてやがる。

 俺は色狂いの聖女たちを無視する。



────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

聖女よりも問題は、貴様の股間に注がれている、超越者たちの力。

このままではセックスとやらをし続けなければ、お前の体は破裂するぞ

────────────────────

■自分

うそ、だろ……

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

今は我とケルリルで魔力場を張り、

外から注がれる力を防いでいるが、

いつまで保つか分からん。

ケルリルは『Xitter(エクシター)』に応答する余裕すらない

────────────────────

■自分

どうりでケルリルが大人しいわけだ

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

超越者たちの数が多すぎる。

我の力も限界に近い

────────────────────

■自分

ルーエルとケルリルは大丈夫なのか?

無理はするな。

いざとなったら俺はこの場を離れて明日の朝までスクワットでもして過ごす。

破裂しないように頑張る

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

無理だ。注ぎ込まれる力の量が桁違いだ!

だが、ひとつだけ方法がある

────────────────────

■自分

いったいどんな方法だ?

助かる可能性があるなら、それに賭けよう

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

いいのか?

────────────────────

■自分

ああ。

こっ恥ずかしいからあまり言いたくないが、

俺はお前のことを信じている。

おかしな話だが、この半年間、お前も一緒に旅した仲間だ。

信頼している

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

アレル……!

よし。任せろ!

その信頼に応える!

いいか。もう時間がない。魔力場を開放する。

お前に超越者達の力が注がれる。

一瞬でいい。こらえろ。

その一瞬で、我が貴様のソレを、超越者たちの力から完全隔離する!

────────────────────

■自分

ああ! 頼む!

────────────────────



 ドッ!


 ぐっ!

 ああっ……!


 股間に、マグマが逆流したかのような熱く粘り気のある何かがそそぎこまれてくる。


 先ほど感じた性欲ですら、ルーエルとケルリルが和らげてくれていたものだったのか……!


 これが、超越者達が俺をからかってもてあそぶために与えてきた力……!


 ぐつぐつと煮えたぎる性欲の塊だ……!


 しゃれにならない。

 この熱をすべて吐きだしてしまえば、まだガキの妹すら確実に種づけして孕ませてしまうぞ。


 死ぬまで性行為をし続けなければ破裂するというのは誇張ではない。既に痛いほどのマグマが溜まっている。放出しなければ決壊してしまう。


 いや。

 放出する速度と量に耐えられるはずがない。


 ルーエル……!


 早く……!


 頼む……!



────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

制御しきれぬほどの威力で荒れ狂う剣は、

それを納めても壊れぬ強固な鞘にしまえば良いのだ

────────────────────

■自分

早く……!

頭がおかしくなりそうだ!

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

うむ!

────────────────────



 目の前に、かわいらしいおへそが見えた。


 ルーエルが正面に来たのだ。寒いのに何故か裸だ。俺が貸した服はどうした。


 あぐらをかいて座る俺の脚を挟むようにして、ルーエルは脚を左右に大きく開いてまたいで、腰を下ろし始める。


「は? え? おい!」


「ひゃっ……。へ、へんな感触だな」


 ルーエルが俺の股間でいきり立つものを握った。


 脳に電気が走ったような気がして俺は動けない。


 そして俺が硬直しているうちにルーエルがコレとソレの位置を微調整して、俺たちはひとつに結ばれた。

 その瞬間、俺のたぎる情熱は噴火し、大量のマグマがあふれだす。


 あとはもう、はっきり覚えていない。


 あとから聞くところによると、魔王の体内ならばあらゆる外部干渉を防げるから、超越者達の干渉を防ぐには、そこしかなかったらしい。


 俺は己の獣性に従って、熱く猛る物をルーエルの幼い体の中に吐きだした。


 何度も何度も。


 何度も何度も何度も何度も何度も。


 どの段階かは分からないが、ルーエルが果てて、聖女たちの拘束が解かれた。


 朝。

 いや、昼が過ぎた頃、俺は目が覚めたのか意識を取り戻したのかは分からないが、裸の異性が5人、俺の周りに倒れていることに気づいた。


 みんなは、俺が破裂しないように、外部からの影響を妨げる鞘になってくれたのだ。


 ひとりならまだ分かる。

 せめてふたり。

 いや、3人までだったら、認めるしかない。


 しかし、よりにもよって5人だ。


 5人とも明らかに事後だ。数十人の男に囲まれた凄惨な性犯罪の事件現場にしか見えない。果てて意識をなくしたあとも獣欲に翻弄された状態だ。


 ソフィアとサリナはいい。俺と同じ村出身の異性だ。少しだけ年上と同年齢の異性。なんの問題もない。いや、どちらかひとりではなく、ふたりというのは倫理的に駄目かもしれないが、まだ、この世界の法律でも倫理観でもギリギリ許される。


 だが、魔王と、実妹と、人型化した四足獣はアウトだろ。

 どれが、ではなく完全にアウトだ。


 お、俺は、なんてことを……。


 こうして俺の聖戦は終わった。


 終わった。


 ……。


 ……終わった。



 ***



 後に俺は、アルバハレル王国の王様から魔王討伐の報酬として一夫多妻の許可を得て、男としての責任を取る。

 しかし、一夫多妻はラルム教会からは許されなかった。俺は破門され、聖女たちは聖女の称号を剥奪された。


 俺はもとから信仰心なんてなかったから破門自体は問題ないのだが、周囲はそうはいかない。この時代、この文化では、破門された者に人権などないようなものだ。俺たちは、強盗されようが強姦されようが殺されようが、何も文句を言えない身分に墜ちたと言える。


 村に居づらくなった俺たちは魔王城跡地に引っ越した。

 もちろん、聖女たちだけでなく、母さんもユーノもミイも一緒だ。羊も連れていった。


 もともと魔王との契約で、あいつの財産は俺がもらっていたから、あのあたりは俺が領主になったようなものだ。


 人類の支配領域と魔族の支配領域のちょうど中央だから、両陣営から睨まれることになり、いつかトラブルが起きる……という不安はあった。

 けど、不幸中の幸いなことに、ルーエルが魔王と呼ばれる者たちの中でも飛び抜けた力を有しており、他の魔王たちは手出しできないようだ。


 実質的に法律なんてない未開の地だから、俺が母さんへの思いを抑える必要はない。


 魔王城跡地は何もない寂しいところだが、何もないからこそ他にやることもなく、俺は8人の女とやることをやって、赤子がたくさん生まれた。


 母さんとする回数が多いせいで他の子が嫉妬しまくりだが、俺たちは幸せだ。


 まあ、土地はあるんだし、現代知識でも活かして、国創りでもするかあ。


 <完>




◆ あとがき


ここで終わりです。

想定より長い物語になりましたが、内容自体は当初の予定どおりになりました。

予定外だったのは、アレルが想定以上にマザコンになってしまったことくらいかな……。


よろしければ、感想やポイント評価などよろしくお願いします。

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