表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/86

6-6. ソフィアに触れたことにより俺の若い肉体が反応してしまう。そして魔王が……シてしまう

 俺は目を閉じると、女性の柔らかく魅力的な部分を、両手で包んだ。汚れを洗い落とすために、しっかりと揉む。


「あんっ……」


 聞こえない! 何も聞こえない!


 しかし、駄目だ。目を閉じて視覚を遮断したことにより、指先の触覚が鋭敏になってしまう。

 俺は目を開け視線を上げる。


 真っ赤に染まった照れ顔があった。


「んっ……。ふあっ……。ご、ごめんなさい。声が勝手に……」


 エロすぎる……!

 俺は首をひねり、視線を逃がした。

 だ、だが、なんとか難所を乗り越えた。

 おなか周りもエロいが、胸に比べれば大丈夫。


「あの……」


 え?

 声をかけられたので反射的に俺はソフィアさんに顔を向ける。


「私のこと綺麗って言ってくれたの、本心だったんですね……。嬉しいです」


 彼女の目線は、俺の股間の方に下がっている。

 ど、どこを見て言ってんだ。

 俺だって男なんだ。下半身がこうなってしまったのは仕方ないだろ!


 そして、そんな羞恥限界の状況で最大の難所が来た。

 上から順に洗い流していっているから、体を流れた汚れが毛に絡まっている。

 念入りに洗う必要があるし、毛よりも下の部分は、女性が体で最も清潔する必要がある場所だ。


 しまった。そこまで考えてなかった……!


「す、すまない……。おへそのあたりから水を流す……。だから、自分で……」


「私、汚いですか?」


「き、汚くない! というか、分かって言ってるよな?! はっきり言うぞ! 俺は興奮している! このままだと過ちを犯してしまう!」


「襲っていただけるなら、大歓迎です」


「馬鹿なことを言うな! ソフィアさんは聖女候補だ。そういう行為はできない」


 俺はソフィアの背後に回り、おへそのあたりに手を当てて水を出す。

 彼女は両手を股間に伸ばしてまさぐり始めた。なんだか、いけないことをしているみたいだ。


「私はすでに3回、結婚に失敗してます。もう私を貰ってくれる人はいません。ですが、魔族を討伐して報奨金を貰えば、結婚相手も見つかるかもしれないと思って、今回の聖戦に参加しています。結婚目的の旅です……。ですのでアレルさんが結婚してくださるのなら、聖女の資格を失うのと引き換えに処女をささげることに、なんの抵抗もありません」


「そういうわけにはいかないだろう」


「では、魔族を討伐後……。報奨金を()(さん)(きん)にしたら、アレルさん、私を貰ってくれますか?」


「ま、待て、何を言っている」


「うふふ……」


「うふふ、ではなく」


「アレル様。手をもう少し下に……。水が足りません……」


「あ、ああ……」


「もっと、もっと下です」


「これ以上、下は、駄目だろ……!」


「ふあっ……。いっぱいこすってるのに、ヌルヌルが全然、取れません……!」


 エロ漫画みたいなこと言いやがって!


「ふあっ……! んっ……」


 ソフィアさんは体を大きくびくりと震わせた。急に脱力して俺の方に倒れてくるから、俺は支えてあげるしかない。


「お、おい……」


「はあはあ……。んっ……。少しだけ、このまま……」


「あ、ああ……」


 甘くて濃い匂いがしてきて、俺は頭がおかしくなりそうだった。

 俺は村長、顎傷のジャック、犬臭の騎士の顔を必死に思いだして、下半身に熱がたまらないようにこらえる。


 ソフィアさんは、しばらく俺にもたれたまま吐息を荒くした。


 数分ほど経つとソフィアさんは俺から体を離し、下着を履き、服を着た。


「あの、お恥ずかしいところ……。すみません。戻りましょう」


 そうは言うが……。

 精神年齢は大人でも、俺の肉体はまだ15歳だった。今の行為は、刺激が強すぎた……。


「すまない。先に戻っててくれ」


「え? どういうことでしょうか?」


「分かっているだろ。若い男が、女の体をなで回したんだ。俺も体を洗う必要ができた」


 俺は可能な限り平静を装って言った。

 ソフィアさんは視線を下げると、目を見開き、頬を赤くした。


「あ、あのっ。それは、これから洗うような行為をするのか、既に洗う必要ができてしまったのか、どちらでしょう。私、興味あります」


「興味を持つな……! 顔を上げろ」


 俺は若干の羞恥心を抱きつつも堂々と立ち、居丈高に言った。


「ご、ごめんなさい。これからする場合でも、洗濯する場合でも、お手伝いがいるかしら……?」


「変な気を回すな。旅は続くから、今後、気まずくなったらどうする」


「は、はい。で、では、今のことはお互いに忘れるということで」


「ああ」


 裸体が目に焼き付いてそう簡単には忘れられそうにないが、忘れるように努めなければ……。


「では、鹿は私が運びます。アレルさんはあとで戻ってきてください」


「ああ」


「……あ。それとも、鹿は残しておいた方がいいですか? 雌ですし?」


「ぶちのめすぞ!」


「ご、ごめんなさい! ごゆっくりどうぞ!」


 ソフィアは小走りで駆けていった。


 くそ。

 ゆっくりしたら、変に勘繰られるだろ……。


 急いで仲間と合流しなければ。



────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

ふう……

────────────────────

■自分

……!

な、なんだ、そのため息は

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

しちゃった……

────────────────────

■自分

は?

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

お前の回想をおかずにして、しちゃったw

すっごい、良かった

────────────────────

■自分

きめえ報告してんじゃねえよ。ぶちのめすぞ!

────────────────────

■ヴォルグルーエル@闇刻(あんこく)魔王

ふあぁ……。なんだか眠くなってきちゃった……。

我。寝るから……。

我の登場シーンがきたら起こして……

────────────────────

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ