数日後のリベンジ
エディが剣を振るとそれをかわし、次の瞬間、突き技を披露した。エディはそれを剣で受け止める。
すごい力であった。
このままではこちらの剣が持たないと思い、風魔法で魔族の体を切り刻んだ。
魔族は一歩引いたが大したケガには至らなかった。
以前は血だらけで気づかなかったが、エディは魔族が持っている剣が気になっていた。なぜなら…
「おい、その剣…」
「これか?一回目の襲撃の成果だ、なぜなら…」
「勇者の剣…」
エディは魔族が言う前に答えた。
エディは当時奴隷だったということもあり、本人希望で勇者の詳細を明かさない代わりに魔王討伐後は勇者の剣を王宮に展示していた。
もちろん警備はされていたが、王宮は荒らされ、それどころではなかった。
勇者の剣は壊れにくく、使用者へのあらゆる魔法攻撃の耐性が付いている。加えて身体強化もされる優れモノである。
「知っているのか。だが、君には関係ない。」
魔族はすかさずエディを襲いかかった。
エディはそれを受け止め、魔族の頭に水の塊を浮かばせた。
「剣がどこまで強いのか見せてくれ」
魔族は息ができなくて一瞬怯んだ。が、
すぐ平気そうな表情になった。
(魔法で出現させた水も効かないのか…)
水魔法を解除し、次は足に魔力を集中させ、首を狙う。
しかし、魔族はこれもかわしてしまう。
「いくら強くても当たらないなら…」
「え?」
「意味がない」
魔族はいつの間にかエディの背後にまわっており、逆に首を切られそうになるが襟足の一部を犠牲にかわすことができた。
「粘るな、だが、これはどうかな」
魔族は魔法で大量の尖らせた氷を出現させ、一斉にエディを攻撃した。
エディはすぐさま炎の壁を創り、魔族に向かって走り出した。
「ふん、壁があるとはいえ、捨て身で来たか。悪くない!」
魔族は炎に向かって剣を刺した。
だが手応えはなく、命中してないことは一目瞭然である。
炎の中から出てきたエディの手はいつの間にか魔族の腕を掴んでいた。
そのまま腕を投げ飛ばし、剣は近くの岩に刺さった。
魔族は校庭の壁に衝突した。
魔族は獣のように起き上がり、すぐに剣を抜きに行く。が、なぜか抜けない。
「え?なぜ抜けない!」
「知ってるか?勇者の剣は勇者にしか抜けないってことを…」
エディは魔族を蹴り飛ばし、勇者の剣を抜いた。
「な、なぜ剣を…お前まさか…」
「君には関係ない…」
魔族は色々な魔法をエディにぶつけていくが、足を止めることはなく、そのまま首を切った。
魔族は倒れ、この勝負はエディの勝利に終わった。
「さて…」
エディは王宮ではなく、そのまま校舎に入っていった。
森村の裏話
『サンダードラゴン』は一ヶ月前に書いた(ごめんなさい)




