1/41
プロローグ
ある程度まで一気に公開予定です。
よろしくお願いいたします。
「やっと死ねる……」
少女の頬から、一筋の涙が流れた。
彼女の目の前には、巨木の枝とそこからぶら下がるロープがある。
その先は丸く結ばれており、ちょうど少女の頭が入るような大きさだった。
少女は、大きく深呼吸する。
今まで自分なりに頑張って来たと思う。
もう疲れてしまった。
ゆらゆらと誘うように揺れるロープを少女は、そっと掴む。
これでもう、何もかもから解放されるんだ。
――そして、少女はその運命の輪をくぐった。
その顔には、安堵の微笑みが浮かんでいた。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
読んでくださった皆様に、幸せが訪れますように。




