1-21 神速連携
時は少し戻ること数分前
鉄也からの罰を逃れた俺は、風条院と金城の後を追うように校舎内から外へと出る。
「あいつら確か体育館裏の方へ向かってたよな」
玄関を出て東側の方にある体育館に向かって駆け出そうとした時だった。
「勇飛様!」
契約の魔具からの呼び出しを察知したガブリエルが何故か和服の着物姿で合流する。
「ガブリエルさん?その恰好は…」
「あ、えっ、これはですね…華道部の皆様にお声掛けいただき、先ほどまで体験入部というものをしていましたので…」
ガブリエルのやつ…俺の知らないところで部活動の体験入部に参加していたとは。
「おぉ、勇飛。ここにいたか」
「ヘラクレス!って、お前もその恰好…」
その後少し遅れて駆けつけてきたヘラクレスだったが、その姿は黒の道着に片手には竹刀を持っていた。
「いやはや、俺も剣道部というものに誘われてな。さっきまで道場で剣術の稽古をしていたところだ」
クラスの連中の勧誘を受けていたのか、二人とも放課後から見ないと思っていたら部活動の体験入部に行っていたようだ。
てか、こいつら俺の知らないところで学園生活を好き勝手しすぎだろ…
「ったく、お前ら揃いも揃って人間界楽しんでいるよな…そんなことより気づいていると思うが、この学園の生徒の中にまた悪魔と契約したやつがいる。俺たちよりも先に風条院とフレイヤたちも気づいていたみたいで、今はその二人の後を追っているところだ」
「えぇ、勇飛様の仰る通り、近くに悪魔の気配を感じています」
「道場からこっちに向かう時に何やら体育館付近で禍々しい気配を感じたのはそのせいだったか」
「あぁ、俺も風条院と金城っていう恐らく悪魔に取りつかれた生徒が体育館裏に向かっていくところを見見かけてその後を追っているところだったからな。とにかくお前たちも合流したことだし、今は急いで体育館裏へ向かうぞ」
「おう。急がねぇとあのお嬢様が危ねぇかもしれないしな」
「そうですね、急ぎましょう」
2人が部活動に勤しむこととなった経緯はまた今度聞くとして、俺たちは急いで体育館裏へと向かった。
体育館の入り口奥の角を曲がった先に風条院とフレイヤ、そして金城とその契約した悪魔であるマモンの姿が視界に入った。
「勇飛様、あれは!」
ガブリエルが示す先では、地面に膝をついたフレイヤが今まさに風条院に攻撃される寸前だった。
「おいおい、これかなりヤバい状態だろ」
その光景を見たヘラクレスが鬼気迫る表情で言う。
「風条院様は恐らくあの悪魔の力で操られて我を失っているものと思われます。急いだ方が良さそうです勇飛様…ってあれ?」
ガブリエルが俺に状況の説明をしてくれていたが、そんなことを聞く暇もなく俺の体は勝手に動いていた。
ガブリエルとヘラクレスを置いて一足先にフレイヤの元へ駆け寄る。
風条院がフレイヤに攻撃を仕掛ける瞬間、フレイヤをかばうように目の前に立ち塞がる。
そして咄嗟に体が反応した結果…
「目を覚ますのはお前だ亜理紗!!」
男女平等パンチよろしくの如く、俺の右拳が亜理紗の左頬にクリーンヒットした。
殴られた衝撃で亜理紗の体が後方へと退く。
「ゆ、ゆーくん!?」
いきなり現れた俺の姿を見たフレイヤが驚いた表情で言う。
「あぁ、危ないところだったが何とか間に合ったみたいだな」
そう言うと俺は地面に膝着くフレイヤに手を差し出す。
フレイヤもその手を取りながら立ちあがると膝についた砂埃を軽く叩きながら落とす。
「ありがとう。間一髪のところで助かったよ。危ないところで助けに来てくれるなんて、ゆーくんは王子様みたいだね」
フレイヤが俺を揶揄うようにお礼を言う。
「揶揄ってるつもりか?まぁ気持ちは有難く受け取っておくよ」
こういう場合、少しは照れるような反応を見せた方が良いのかもしれないが、その気もない相手にそんな素振りをするものでもないので、気にするなと軽くあしらうことにした。
「それにしても亜理紗のこと思いっきり殴っちゃったけど、それはそれで大丈夫なの?」
フレイヤに言われて、はっ!と我に返ると、殴られた亜理紗が頬を抑えながら鬼のような形相で俺を睨みつけていた。
「ゆ、ゆうひぃぃぃぃぃ、アンタよくも女性の顔を…」
あ、わりぃ、俺死んだわ…と言わんばかりの死亡フラグが建つ。
「お、お前がフレイヤに攻撃しようとしていたから…とっさの判断で仕方なかったんだ」
殴った事実は許してもらえないだろうが、弁明の言葉を言う。
「私がフレイヤを!?アンタ何を言っているのかしら。そんなことするわけないでしょ」
しかし亜理紗の反応は、先ほどまで自分が行っていた行動を理解していない様子だった。
「もしかしたら、さっきのゆーくんのパンチで亜理紗も正気に戻ったみたいだね。亜理紗、ゆーくんの言っていることは本当だよ。亜理紗はさっきまで敵の悪魔に操られて正気を失っていたんだよ」
フレイヤが正気に戻った亜理紗に説明する。
「この私が悪魔ごときに操られていたと言うのですの…くっ、何と不覚なことですわ」
正気に戻り事実を知らされた亜理紗は、怒りと悔しさの感情を表すように拳を壁に殴りつけると、金城とマモンがいる方を睨みつける。
「勇飛、アンタが私を殴ったことは許したくないですが、フレイヤの借りに免じて今回だけはチャラにして差し上げますわ」
フレイヤの助言もあって何とかこの後の命だけは助かりそうだ。
「勇飛様、やっと追いつきました。ご無事でしたか」
「フレイヤも間一髪のところだったな、大丈夫だったか?」
その後、少し遅れて追ってきたガブリエルとヘラクレスたちが合流する。
「ガブりんとヘラすけも来てくれたんだね。うん、ゆーくんのおかげで私は大丈夫だよ」
ガブリエルとヘラクレスが駆けつけてきたことで安堵したのか笑顔で返すフレイヤ。
「流石は勇飛だな。それで、今回の悪魔と悪魔使いってのがあいつらか」
「金欲の悪魔と呼ばれるマモンですか。あの悪魔は人の心を操る術を使用する悪魔ですね」
ガブリエルが説明するとおり、マモンはその身が持つ瞳から人々を惑わす光を放つことで、人間の心を支配する能力を持っている。
無論、その悪魔と契約をした悪魔使いも同様の能力を得ているとのことだ。
「人々の心を操るか、どうりでさっきの演説もおかしいと思ったわけだな」
「やっとあなたも気づきましたか桐城君。いやはや、あなたも神使いの一員でしたか。僕の正体を知ってしまった以上、ここで生かしておくわけにはいかないですね。マモンさん、あの男も一緒に片づけてしまってください」
そう言って金城がマモンに合図すると、マモンは再び怪しき紫光を体から放つ。
「同じ手が何度も通じると思っているのか。ガブリエル!」
「はい、勇飛様!」
俺の声に反応したガブリエルが素早く詠唱を行う。
「光の障壁よ、我が主たちを守りたまえ。守護の盾!」
俺たちの前方に現れた守護の盾が、マモンの放った怪しき紫光をかき消した。
「今だヘラクレス!」
「あぁ、分かってる」
ヘラクレスが大剣を構え、マモンとの距離を一気に詰める。
「くらえ、闘神の剣!」
ヘラクレスが放った闘神の剣がマモンの図体を直撃する。
しかし、その太々しい体に纏わりつく脂肪が、剣から放たれる斬撃を吸収する。
「なにっ」
マモンの体の脂肪に包み込まれたヘラクレスの剣が、ボヨンと音を立てながら弾き返される。
弾き返された衝撃でヘラクレスも後方へ飛ばされるが、すぐに態勢を整えて敵との距離をとる。
「ホホホ、私の特異体質の前ではあらゆる物理攻撃が無意味なのですよ」
「特異体質だ?ただのデブ野郎の間違いだろ」
自らの体質を得意げに話すマモンに対して、率直な悪口とも言わんばかりの言葉を返すヘラクレス。
「で、で、で、デブ?いま、私のことをデブとおっしゃいましたかぁぁぁぁ!?」
その瞬間、先ほどまで余裕そうに穏やかな表情をしていたマモンが、顔面を真っ赤にしながら荒々しい表情へと変貌する。
「あらら、そこの神様はマモンさんに対して言ってはならない禁忌を犯してしまいましたね」
怒り狂うマモンの姿を見ながら金城が嘲笑う。
「この生意気な神どもがぁぁぁ、粉々に粉砕してぶちのめしてやるわぁぁぁ!!金城ぉぉぉぉ、この俺様にもっと瘴気の力を与えるのだ!!」
先ほどまでと打って変わって言葉遣いまでもが豹変し、まるでもう一人の別人格のマモンが姿を現したようだ。
「やれやれ、こうなってしまってはもう僕にも止められませんね…同学年として心苦しいですが、桐城君と風条院さんが無残にも惨殺されてしまう様を見物させていただきましょうか」
金城から溢れ出る神滅の瘴気がマモンに吸収されていく。
その瘴気を吸収したマモンの図体が更に巨大化する。
「フヒヒ、この私を怒らせてしまったことを後悔しながら死ぬといい」
巨大化したマモンはヘラクレスたちを見下しながら言うと、膨張した両腕に瘴気を収束させる。
マモンの腕に纏わりついた瘴気が金色の手甲と化す。
「粉々に潰してくれる。黄金強連撃!」
金色の手甲を纏ったその両腕から拳の連撃が振り下ろされる。
「守護の盾!」
ガブリエルが守護の盾を前方に再度創り出す。
守護の盾によりマモンの黄金強連撃が阻まれるが、その凄まじい強撃の連打に守護の盾が破壊される。
俺たちは迫るマモンの連撃を後方に退いて距離を取ることで何とか避ける。
「何て馬鹿力なんだ。ガブリエルの守護の盾を力技で突破するなんて」
「申し訳ありません勇飛様。私もまだまだ鍛錬が足りないようですね…」
ここ数日の戦闘でガブリエルの守護が敵に破られていることを気にしているのだろうか、少し落ち込んだ表情を見せるガブリエル。
「いや、俺の神魔が足りない可能性もあるだろう…だからそんなに気にするなよ」
責任を感じて落ち込むガブリエルに慰めの言葉をかける。
「落ち込んでいる暇なんて無いわ。こちらからも攻めますわよ。螺旋の風撃!」
今度は亜理紗がマモンに向かって螺旋の風撃を放つ。
「小癪な。そんな攻撃など今の私には効きませんよ」
マモンは亜理紗が放った螺旋の風撃を右腕の手甲を盾にして、いとも容易くはじき返す。
「ちっ、私だけの攻撃では埒が明かないようですわ…勇飛!」
マモンに攻撃が効かないことを察した亜理紗が俺に向かって声をかける。
「お、おう…なんだよ急に声をあげて」
「不本意ではありますが、ここは共闘してあいつをぶちのめすしかないですわ」
亜理紗が俺たちに共闘を持ち掛けてきた。
「共闘をお願いする者の言い方じゃない気もするけどな…だが、俺もそれは思っていたところだ」
亜理紗の言う通り、俺たちが個々で攻撃したところで今のマモンに有効打を与えることができないのは確かだ。
ここは亜理紗の話に乗るしかない。
「それでどうする?亜理紗の方で何か考えはあるのか」
「ふん、私を見くびらないでくれる。考えも無しにアンタに協力をお願いなんかしないわよ」
亜理紗はそう言うと今度はフレイヤの方を見る。
「フレイヤ、あなたの力が必要ですわ。頼めるかしら」
「オッケー亜理紗。も~う最初は亜理紗が一人で突っ走るからどうなるかと心配だったよ。でも、ゆーくんたちと協力するってことなら、私の力がより役に立つよね」
フレイヤが豊穣の笛を取り出すと、その笛を吹き始めた。
「我らの主に豊穣の力を与えよ。豊穣の闘気、付与!」
豊穣の笛から奏でられた音色を聞いた瞬間、俺たちの体内から力が湧いてくるのが分かった。
「なんだこれ、体から力が湧いてくる」
「私の能力は皆の力を一時的の向上することができるんだ。今ゆーくんたちに付与したのは簡単に言うと攻撃力強化と俊敏性強化の能力だよ」
「フレイヤの能力は補助スキルに特化しているのよ。だから前線は私、後方支援はフレイヤというのが私たちの戦闘スタイルだったのよ」
なるほど、亜理紗が形振り構わず悪魔に向かっていけるのはこれが理由だったわけか。
「フレイヤの能力で私とヘラクレスの能力も強化されました。今が一気に畳みかけるチャンスですね」
「あぁ、今ならさっきと違ってあの脂肪の塊をぶった斬れそうだ」
ガブリエルとヘラクレスも俺の体内の神魔が強化されたこととフレイヤの付与効果で、能力値が上昇していることが分かる。
「さぁ、一気に畳みかけますわよ」
亜理紗が指揮を取るとガブリエルとヘラクレスもそれに続くように散らばり、マモンに向かって駆け出していく。
「束になって掛かってきても無駄なことですよ。黄金強連撃!」
向かってくる3人に容赦なく黄金強連撃を放つマモン。
「守護の強盾!」
ガブリエルが守護の盾を作り出す。
フレイヤの能力付与の影響を受けた守護の盾は普段の盾が纏っている光のオーラとは異なり光のオーラと赤色のオーラを纏った状態となり、守護の強盾へと進化していた。
守護の強盾がマモンの黄金強連撃を全て受け止めるが、先ほどのように破られることはなく、むしろ傷の一つもつかない状態だった。
「ば、馬鹿な。この私の力をもって破壊できないだと!?」
攻撃を全て防がれ、明らかに動揺するマモン。
その動揺した隙を逃さないガブリエル。
「守護の強光鎖!」
マモンの足元に展開した魔法陣から光の鎖が現れ、マモンの体を拘束する。
無論、フレイヤの能力付与により以前の守護の光鎖よりも強固な光の鎖が敵の身動きを封じる。
「ぐっ、おのれ。だが私の動きを封じたところで貴様らの攻撃が通ると思っているのか!?」
光の鎖を引き千切ろうと暴れながらマモンが罵る。
「それはどうかしら。螺旋の風撃!」
亜理紗が螺旋の風撃を放つ。
「馬鹿め、その攻撃は私には効かないことがまだ分からないのか」
「馬鹿はあなたの方よ。これはあなたに向かって攻撃するためのものじゃないわ。勇飛、ヘラクレス!」
「あぁ、分かってる。いくぞヘラクレス!」
「任せろ亜理紗の嬢ちゃん」
亜理紗の掛け声に反応し、ヘラクレスが螺旋の風撃の先端に飛び乗る。
螺旋の風撃は上空へと舞い上がり、ヘラクレスが宙に放り出される。
「何っ!味方をサポートするための攻撃だっただと!?」
「同じ手だと思って油断したな。これで決めるぞヘラクレス!」
そう言うと俺はヘラクレスの魔具に神魔を集中させる。
上空に舞い上がったヘラクレスは、更に螺旋の風撃を自らの大剣に収束させた。
そして、そのまま体を回転させて勢いを更につけると、マモンに目掛けて一気に急降下する。
「神速連携・闘神の烈風重神斬!!」
上空からの兜割りがマモンの図体を一刀両断する。
「ぐあぁぁぁぁぁ、こ、この私の体が…斬られ…馬鹿なぁぁぁぁ」
体を真っ二つに両断されたマモンが断末魔を上げながら消滅する。
「マ、マモンさん!?…う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
マモンが消滅すると同時に金城の体内からも瘴気が漏れ出し断末魔をあげる。
体から瘴気が抜けた金城が意識を失いその場に倒れる。
「倒したみたいだな」
気を失った金城の体を起こしながら、金城が悪魔の支配から解放されていることを確認する。
「まったく…悪魔に支配された挙句この座間とは、この男も情けないわね」
「まぁ、亜理紗が思うことも幾つかあると思うが、無事に解決できて一先ずは良かったじゃないか」
「そうだよ亜理紗。今回はゆーくんたちの助けが無かったら危なかったんだからね」
「ふん、私は助けてほしいだなんて一言も言っていませんわ」
相変わらずのプライドの高さと言ったらいいのか、フンとそっぽを向くように亜理紗が言い放つ。
「それに私の美麗なる顔に暴力を振るったこと、私は忘れませんわよ」
「いや、あれは仕方なったことだし、さっきチャラにしてくれるって言ったじゃないか」
「あの場では許しても、この恨みは今後忘れられるかは別ですわ」
「ど、どうしたら許してもらえますでしょうか…亜理紗様…」
「そうね…1日1回私の言うことには絶対服従で手を打って差し上げますわ」
「な…1日1回ってそりゃ傲慢だろ」
「嫌でしたらこのことを梶田先生に報告するまでよ。女性を殴った何て梶田に知られたら、どうなることかしらね」
「お、お前…鉄也を使うのは反則だろ」
鉄也というジョーカーを切られてしまい、俺は亜理紗に弱みを握られてしまったのだった。
「まぁまぁ、ゆーくんも亜理紗もそんなツンケンしないでよ。これからは一緒に悪魔退治をする仲間になったんだから」
「ふん、悪魔を倒す目的に関してはその認識でもよろしいですが、生徒会の選挙はまだ続いていますのよ。それまでは敵同士であることをお忘れないことね」
金城がいま意識を失ったことで、実質生徒会選挙は龍夜と亜理紗の一騎打ちになったというわけだ。
「生徒会選挙も明日で最後だろ。まぁ、どちらが生徒会長に選ばれても真剣勝負の結果なら俺は何も文句はないさ。明日までお互いベストを尽くして頑張ろうぜ」
「そうね…あの龍夜にも伝えといてくれるかしら。どのような結果になっても恨みっこなしで行きましょうって」
「あぁ、伝えておくよ」
気のせいだろうか、俺が龍夜への伝言を承ったことを伝えた直後、亜理紗の表情がどことなくやりきったような感じを見せていた気がしていた。
「さぁ、私たちも明日の準備があるからこれで失礼するわよフレイヤ」
「あ、待ってよ亜理紗。も~う、相変わらずせっかちなんだから…ゆーくん、今日は亜理紗と私のこと助けてくれてありがとうね。亜理紗に代わってお礼を言わせてもらうね」
そう言うと亜理紗とフレイヤはその場を後に立ち去っていった。
「勇飛様、私たちも行きましょうか。龍夜さんと水希さんが待っています」
「そうだな。とりあえず金城を保健室に連れて行かねぇといけないし、明日に向けての準備もあるし、俺たちもそろそろ行こうか」
こうして金城とマモンとの激戦を終えた俺たちは龍夜と水希の元へ向かうため、その場を後にしたのだった。




