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待ち時間の有効活用

何かを待つだけの時間、というのは非常に退屈なものである。


今日は病院の日。筆者の通う病院は、待ち時間がとにかく長い。

この病院は完全予約制なのだが、一人にかける診察時間が長いので予約時間を余裕でオーバーする。時間ピッタリに来たにもかかわらず、そこから一時間は待たされるなどという事もザラである。

しかし診察に長い時間を割いてくれるだけあり、こちらも落ち着いて話をする事が出来る。だから患者も予約時間は当てにならないという前提で予定を組み、自分の番をじっと待つのである。

とはいえ待ち時間は暇である。個人経営であるのでそれなりに新聞や雑誌は置いてあるのだが、どうにも趣味に合わない。

本当は執筆でも出来れば一番いいのだが、筆者のタブレットは充電器から抜いたが最後、ものの二十分ほど使うだけで電池が切れるという壊れかけである。待ち時間の間などとてももたない。

という訳で、大抵の場合は消去法で選ばれたゲームをしている。外ではローテーションは行われずゲームだけに集中する形になるので、家でやるよりも遥かに捗る。

今日は予約時間よりも早めについてしまったので、お陰様で「さわるメイドインワリオ」が大分進んだ。まあ今日やったのが難しいミニゲームばかりだったというのもあったのだが……。


しかし病院での待ち時間の過ごし方も、大分多様化したなと感じる。

昔ながらに新聞や雑誌を読みながら過ごしてもいいし、気の利いた病院なんかだとテレビもあるからそれを見てもいい。家から文庫本を持ってくるのもいいかもしれない。

勿論筆者のようにゲームをしながら過ごす事だって出来るし、最近はネットが使える病院も増えているからネットをしていたっていい。ちなみに筆者の通う病院はWi-Fiを患者に開放している為、スマホでネットをしている率が高い気がする。

待っている時間に出来る事が多いというのは、それだけ心の余裕に繋がる気がする。人が何故「待つ」という行為にイライラするのかと言えば、その間やる事がないからではないだろうか。

何もしない時間というものに、人は耐えられるように出来ていない。かといって何かしたくても、この後に予定があるのではあまり自由には何かを始められない。

結果、何も出来ない時間が続く事になり、イライラする事になる。その原因が自分ではなく他人にあるなら尚更である。

しかし今は、色んな時間の潰し方がある。最も大きいのは、やはりスマートフォンの普及だろう。

これ一台あるだけで、電池の続く限り色々な過ごし方をする事が出来る。本を読む、ゲームをする、ツイッターやLINEでお喋り。まさに何でもござれだ。

スマホが常に手元にないと、落ち着かないという人もいる。気持ちは解る。スマホがないだけで、途端に待ち時間の過ごし方が難しくなる。

とはいえ、この変化に警鐘を鳴らす声もある。ちょっとした空き時間すらも出来る何かがある故に、人々が生活にゆとりを持たなくなっているというのがその理由である。

成る程、確かに筆者もただぼんやりして過ごすだけのような時間は減った。たまに疲れ果てて、望まずともそんな感じになる時もあるが。

思えば昔の人は、何もしない時間すらも楽しんでいたのではないだろうか。昔の人には昔の人なりの、何もしない時間の有意義な過ごし方があった筈なのである。

そう思うと、いつでもどこでも何でも出来るというのも良し悪しなのかなあ、という気分にもなったりするのである。

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