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学園生活と異変の始まり8

 俺は今深夜の森に一人で来ている。

なぜ俺が丑三つ時に一人で森に来なくてはならないかというと、昨日、校長室で見せられた本が関係している。

あの本には邪神クトゥルフを復活させる方法が書かれていた。

この大陸では大昔クトゥルフが住んでいた時があった。人々はクトゥルフを称え神殿を作ったそうだ。

だが、この大陸にはもともと支配者がいた、それが俺の爺さんにあたる龍で最初の守護神だった。

俺の爺さんは俺と同じで結構な放任主義者だった。

要するに、この大陸が危険にならないかぎり放置していた。

だがある時クトゥルフはこの大陸を支配しようとした。

クトゥルフは俺の爺さんに戦いを挑んだが、負けた。負けたクトゥルフは眷属をつれてこの大陸から出ていった。

その後、クトゥルフはある島に国を作り封印されたという。

この森にはそのクトゥルフの国につながる門があるとされている。俺はそれを探しにきたんだ。

ここは大陸の東に位置しいる。俺が今すんでいる都市は大陸の西にあるため結構遠かったりするのだが、俺は一部だけ龍人化をし、背中に羽を生やして飛んできた。

速さは音速と同じくらいで飛んでたが結構かかった。ちなみに本気の時は光より速い。

森には月明かりが注いでいるが暗い。

だが、俺は夜でも目が利く方なので問題なく歩ける。


俺はしばらく歩いても目的地である遺跡にたどり着けないでいた。

どこにあるんだよ遺跡。しょうがないから力を使うしかないか。いや、シルフィーの力試しでもしてみるか。

シルフィーとは風の精霊王だ。俺は昨日シルフィーと契約したばかりなので、俺はシルフィーの力を知らなかった。

だから力試しと言うことだ。


 「シルフィードよ、我の前に姿を現せ」


俺の回りで風が吹き荒れる。


「よんだー?」


エメラルドグリーンの髪と瞳の少女が姿を表す。

俺が契約した精霊だ。


「あぁ、少しお願いしたいことがあってな」


俺はシルフィーにここに来た理由と、シルフィーをを呼び出した理由を話す。


「なるほどね~ 要するに遺跡が見つからないからワタシに探してほしいと。ついでにワタシの実力を見たいと」


シルフィーが俺を見ながらそう言った。


「まあ、そういうことだな」


俺はそう言った。


「わかった、ワタシの力を見せてあげる」


シルフィーがそういうと一瞬だけシルフィーから風が吹いたような気がした。

そう、気がしただけだった。実際には風は吹いていないのだ。


「見つけたよ、この近くにある遺跡は二つ。近い方から案内するね。」


俺はシルフィーの後に着いていく。

やっぱり風の精霊王なだけあって、遺跡なんて簡単に見つけた。

次は戦闘を見たいかな。

俺がそんなことを考えていると、シルフィーが洞窟の入り口の前で止まった。


「ここが遺跡の入り口。遺跡はこの中にあるよ~」


シルフィーはこの中に入ろうとしない。


「どうしたんだ?」


俺は気になって訊いてみた。


「いや~ なんかこの中不気味だな~ 」


シルフィーは苦笑いでそう言った。


「確かにちょっと変な気配が感じるな」


俺は目だけを龍神化させる。

龍神の目は、すべてを見ることができる。それに例外はない。

龍神化とは、身体を龍神にする事だ。

龍神化はできるのは、龍人の中でも神格を持つものだけだ。


「え?! キリュー どうしたの? 」


 シルフィーが驚いて訊いてくる。


「いや、念のために戦闘準備だけでもと思って」


俺はシルフィーにそう言った。


「やっぱり龍王は凄いね~」


シルフィーがそういう


「一部だけ龍神に変化させるだけで、ワタシより強いんだもん」


シルフィーはそれだけ言うと、洞窟に入っていく。

シルフィーは風を司る精霊の王様。暗い洞窟でも、シルフィーは、まるですべてが見えているかのように、真っ直ぐ進む。

ちなみに、シルフィーは中に浮いているので足元の心配はいらない。


「キリューはもしかして見えてるの?」


シルフィーがそんなことを訊いてきた。

「あぁ、昼のように見えるうえに他のものも見えるぞ」


それがそんなことを言っていると、遺跡が見えてきた。


「あ、そろそろ見えてくるぞ」


俺はシルフィーにそう言った。

もちろんシルフィーもそろそろ着くってわかっているだろうけど一応伝えておく。

ちなみに、龍神の目は未来すら見える。


「ここでシルフィーの強さを見せてもらうかな?」


俺はそういうと、遺跡に足を早めた。

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