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学園生活と異変の始まり5

いまだに前書きに何を書いたらわからないので、好きに書くことにしました。


戦闘描写がうまく書けないです

 放課後、俺は考え事をしていた、何を考えていたかというと先の魔法防御の授業で俺が範囲攻撃をする番になったのだが、白の力が強大すぎると紗那に止められたからだ。俺の範囲攻撃も加減が難しいので結局俺は今回の授業で二人に攻撃役を任せっぱなしになってしまった。

 要するに、俺と白の力が強すぎるので今後の授業でどうすればいいのか考えていたとこである。

 俺が考え事をしていると白が俺の肩をたたく。


 「朱里が来る」


 朱里が来る? ああ、昨日の要件か。

 すると教室の扉が開いた。


 「あ、鬼龍君と白ちゃんここにいたんだ」


 そう俺に声をかけたのは朱里だった。

 白は朱里が来る前に気配で気が付いていたみたいだ。


 「聞き忘れてたんだけど昨日の話結局どうなったの?」


 昨日の話、朱里と決闘した時の話だな。


 「ごめん伝え忘れてた、第三演習場を使っていいらしい」


 俺は朱里に言い合忘れていたことを謝罪し、訓練場所を伝えた。


 「おぉ、流石だね鬼龍君。」


 「まあな。とりあえず第三演習場に行くか」


 俺は席から立ちあがった。


 「うん。あ、そうだ雫も誘っていいかな?」


 朱里が雫も誘っていいかと訊いてきた。

 まあ、俺は構わないけど白は人見知りだからな、けど雫なら今日会ってるから大丈夫か。雫も誘うなら、時雨も誘うかせっかくだし。


 「もちろんいいよ、そのかわり俺も時雨を呼ぶけどな」


 俺は時雨も呼ぶことにした。


 「いいけど時雨さんってどんな人?」


 朱里は首をかしげながら訊いてきた。

 そういえば、昨日はあっただけで自己紹介とか挨拶はしてなかったな。


 「時雨は昨日第一演習場に居た中等部の生徒だ。そして俺の妹だ」


 「あぁ、そういえば居たね。あの子か」


 朱里は時雨がどんな人か思い出せたようだ。

 あの子って程年も離れていないのに。


 「じゃあ、第三演習場に集合ってことで」


 俺は朱里に集合場所だけ伝えた。


 「わかった、雫を迎えに行ったらそこに行くね」


 「おう」


 俺と白はそのまま時雨を迎えに行った。





 俺と白そして時雨が第一演習場に着いた頃にはもう朱里と雫は軽く練習を始めてた。


 「すまん、遅れたか?」


 俺は自分が遅れたのかと思い二人を待たせてしまったのかと思もい二人にきてみた。


 「いや、そんなことはないよ。ただ、早めにアップを終わらせたかっただけ」


 「はい、大丈夫ですよ」


 朱里と雫は自分たちが早く始めてただけだと言ってくれた。

 よかった話してて遅れたんじゃなくて。

 実はここに来る前に時雨に校長室での話と本を見せてて少し遅れたのだ。詳しくは家で話すことになった。

 ちのみに本は俺の能力で複製したものを見せた。

 それより今は朱里との訓練に集中しなくちゃ。


 「あ、確か二人は初対面だよな? こっちは妹の時雨だ」


 危ない危ない、先に自己紹介させないとな。


 「初めまして、中等部3年の川上時雨です」


 川上は偽名。当然時雨にも使わせている。


 「高等部2年の泉雫です」


 二人は言葉少なめ自己紹介をした。これでやっと訓練ができる。


 「じゃあ、早速始めるか?」


 「うん」


  俺が問うと朱里から返事が返ってきた。


 「我の呼び声に答えよサラマンダー」


 第一演習場の室温が上がる。ここは室内で大きな空間だ、そんな部屋の温度が変わるだけの力を持つのが、炎の最上位精霊サラマンダー。

 姿はトカゲのそれに似ており、体は常に燃えている。


 「私も」


 雫も妖刀を出すみたいだ。

 雫の刀は見とれるほど美しい青色の刀だ。

 妖刀はそれぞれ意思を持っている刀だ。

 だから召喚が可能というわけだ。


 「鬼龍私も武器出した方が良いの?」


 時雨が俺に訊いてきた。

 正直、時雨は参加しなくてもいいのだが、仲間はずれにするのはかわいそうだ。


 「ああ、そうだな。片方だけ出してくれ」


 時雨は何もない場所に手をやる。

 本来ならそれで何かが起こるはずはないのだが、時雨は別の空間に手を入れた。そこから、一振りの刀を取り出した。

 時雨が別空間から取り出した刀は紫色で刀身の刃紋は動いているかのようだった。

 時雨の武器は双剣、その刀は二対一体の片割れだ。


 「え⁉ 空間魔法」


 朱里が時雨を見て驚く。

 何を驚いているんだ。召喚魔法だって空間魔法の一種だろうに。

 まあ、次元が違うけど。

 普段朱里たちが使っている召喚魔法は、一種のテレポートだ。契約した別次元の召喚獣の魔力と契約者の魔力を使って一瞬で、別次元から契約者の場所に召喚獣を呼び出すことができるのだ。

 すなわち、相手が契約していないのであれば、人間には不可能に近い魔力量が必要になる。

 ちなみに、雫の召喚は少し違って妖刀であるため、恐らく本体はこの世界に存在している。

 つまり、本体はこちらの世界にあるため、しかも小さいためあまり魔力を使わないのだ。

 それ等と違って時雨がやったのは別の空間に物理的に干渉して空間を開けるという方法だ。それは人ができる魔術、魔法ではない。

 人が一生のうちに作り出せる魔力量ですら別空間に干渉はできない、それどころか何人も必要になるほどだ。

 まあ、時雨も普通の少女ではないということだ。


 「あんまり、詮索するなよ」


 俺は念のために二人に行っておく。


 「うん」


 「はい」


 二人が納得したかはわからないが一応警告しておく。


 「じゃあ、早速模擬戦でもするか」


 俺はそう言うと白に視線を送った。

 白がこっちに来る。


 「私たちも?」


 時雨が俺に聞いてくる。


 「いや、時雨は朱里と雫の事を見ててくれ。」


 俺は時雨に朱里と雫の戦闘スタイルを見てダメな点を見つけろと遠回しに伝えた。


 「わかった。」


 時雨は俺の言ったことが理解できたみたいだ。


 「それって私たち二人を相手に鬼龍君が戦うってこと?」


 朱里が俺にそう言ってきた。


 「それって無謀だと思う鬼龍さん」


 雫が俺に無謀だと言ってくる。

 俺の強さを知らない人からしたら、無謀だと思うだろう。

 だが、俺は勝算があると思っている。戦うのは俺一人ではないうえに、サラマンダーと朱里の強さがどれぐらいか知っているからだ。


 「いや雫、白ちゃん見た目によらず強いから油断したらダメだよ」


 朱里は前の決闘で白の強さを知っているから、俺の言葉の意味が分かったらしい。

 すなわち、朱里とサラマンダー、そして雫が二人がかりでかかってきても勝てないかもしれないということだ。


 「朱里がそう言うなら」


 さすがは幼馴染。雫は朱里の言うことなら納得するらしい。


 「じゃあ、始めよ」


 雫がそう言うと、いきなり抜刀して切りかかってきた。

 雫の太刀筋は見事なものだった、とても高校生のものとは思えない。


 「いきなり切りかかってくるなよ」


 俺は雫の一撃を紙一重でかわした。

 俺は雫の行動を卑怯だとは思わない。実戦なら相手を倒せばいいのだから。

 だが、その奇襲も正面からされれば対処も簡単だ。今回の俺の対処は回避だった。


 「今のをかわせるんだ」


 雫が俺にそう言ってきた


 「今のがかわせない思ったのか?」


 俺は雫を挑発してみた。


 「うん」


 雫は俺の挑発には乗ってこなかった。

 挑発に乗らないっていうことは、冷静な判断ができるということだ。


 「白、手を出さなくていいぞ」


 俺は白に手を出すなと言った。


 「わかった。」


 白は俺の横から時雨の居るところに行った。

 戦闘から離脱しろとは言ってないんだけどな


 「鬼龍さん、どういうつもり?」


 雫が当然の質問をしてくる。

 そりゃあ、召喚士が召喚獣を自分の戦闘から外したんだからそういわれてもしょうがないよな。

 だが正直、雫も弱すぎる。白と肉弾戦をさせたら殺してしまうかもしれないから、今はまだ白と戦わせれない。

 だが、雫は恐らく馬鹿にされたと思ったはずだ。その証拠に雫は魔力を高めている。

 その理由は簡単だ、俺を本気で倒すということだろう。


 「あんまり、馬鹿にしてたら怪我するよ」


 雫は高めた魔力を妖刀に注ぎ込んだ。

 そして、その刀を振り下ろした


 「水流斬」


 雫の妖刀から水が生まれる。その水は数千本にもなる水の刃に姿を変え鬼龍に襲い掛かる。

 雫の一撃は回避不可能、絶対必中の攻撃。


 「悪かったな」


 俺は馬鹿にしたと誤解させたことに。そして、この攻撃はでは俺を倒せないという意味を込めて「悪かったな」と口にした。無論雫には聞こえていないだろうが。

 俺は詫びも込めて、自分の能力の一端を見せることにした。

 その見せる能力は消滅。

 消滅は万物を消し去る能力。無論魔法で創り出したものすら消し去ることができる。

 俺は雫が創り出した数千本の水の刃を消滅させた。後には何も残らなかった。


 「そんな」


 雫は固まっていた。

 自分の切り札を容易く防がれたのだからしょうがないだろう。

 俺がそんなことを考えていたら、雫の背後から物凄い魔力を感じた。ふとそちらを見ると、そこには朱里の姿があった。

 いや、朱里の姿しかなかったというべきか。どこを見渡してもサラマンダーの姿が見えない。だが、気配は感じる


 「サラマンダー、鬼龍君にブレス」


 朱里がそう言うと空中から魔力を感じた。そこから現れたのはサラマンダーだった。

 サラマンダーはずっと空中にいたのだ。サラマンダーは熱で空気を曲げて姿を消していた、更には熱で生まれた上昇気流をコントロールして空中に浮遊していたのだ。

 俺はとっさに考えた。あの攻撃を避けるのは簡単だ。だが、後ろには時雨と白が居るのだ、これぐらいでは白も時雨も怪我もしないのはわかっているが。俺は避けたくなかった。 

 俺がとった行動はさっきと同じ、消滅だ。 

 今度はサラマンダーのブレスだけではなく、ブレスで生まれた熱も消滅させた。


 「ここまでだな」


 俺は魔力を使い果たした二人にそう言った。


 「また負けちゃったな」


 「私たちの負け」


 二人はぐったりしているが大丈夫そうだ。

 精霊は与えた魔力でここまで応用ができる上に強さが変わるんだな

 精霊もいいかもしれないな。


次の投稿は今週のうちに投稿するつもりです。

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