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学園生活と異変の始まり4

前書きって何書いたらいいと思いますか?

 話が終わり俺たちは二時間目の授業を受けている。

 ちなみに一時間目は担任の紗那も一緒に校長室にいたため自習になったそうだ。

 この学園は基本的に専門の知識をもったものをその科の担任に付ける。

そのため担任または副担任が授業をするのだが、召喚科の副担任は現在不在だ、そのため自習にするしかなかったのだ。

 二時間前は昨年の復習と新しく入った俺のために使い魔についての話をしてから第一演習場で実技演習をすることになった。

 昨日も来たがよく見たら結構広いみたいだ。


 「では、今から三人一組の班を作ってもらう」


 このクラスの人数は俺を含めて三十人になっている、白は人数に含まれていないため俺と同じ班に入る。

 さて俺はクラスに入ってばかりなので班を作るのは苦労しそうだ。


 「ねぇ、良かったら私たちの班に入らない?」


 そんな俺を班に誘ってくれたのは、昨日ここで俺と決闘をした結城朱里だった。


 「ああ、助かるよ」


 俺が返事をすると朱里は白の目線を合わせた。


 「白ちゃんもそれでいいかな?」


 朱里が白に確認すると。


 「うん」


 白も返事を返した。

 白が嫌だと言ったらどうしたのだろうかという疑問はさておき、俺は朱里の横にいる少女が気になった。


 「私は泉雫、朱里の幼馴染、よろしく川上さん」


 雫はぺこりとお辞儀をしながら挨拶をしてきた。このことからもわかるように結構礼儀正しい人らしい。

 今更だが白は人見知りで知らない人とはあまり話せない、今も俺の後ろに隠れているので、代わりに俺が紹介する。


 「よろしく、俺の事は鬼龍でいいよ、こっちは俺の召喚獣の白」


 互いの自己紹介も終わったタイミングで担任の紗那から声がかかった。


 「班が決まったみたいだな、今年初めての実技の授業は魔力防御の練習だ」


 魔法防御ってなんだっけ? 俺が最初に思ったことはそれだった。

 確かさっき紗那が相手の攻撃魔力を軽減させる技だとか言ってたな。


 「一人は範囲攻撃で二人を攻撃して、残り二人は本気で防御しろよ、もちろん攻撃する方は手加減すること、では始めろ」


 紗那が始まりの合図を出すと周りで魔法防御の練習が始まった。


 「じゃあ、私たちも始めようか」


 朱里が炎の最上位精霊を呼び出す、今回呼び出したサラマンダーは前見た時よりも威圧感が少ない、今回は授業なのであまり魔力を渡さなかったのだろう。

 使い魔は契約者の受け渡した魔力の量によって強さが変わる。


 「わかった」


 雫も使い魔を召喚するみたいだ。

 雫の使い魔は使い魔というより、刀と言った方が良いだろう、いや、ただの刀ではない水色の刀身は見とれるほどに美しい、まさに妖刀と呼ばれるものだろう。


 「雫は元々武術科に居たんだけど今年から召喚科に来たんだよね」


 この学園では生徒の希望と適性で学科を変えることも可能である、つまり才能を伸ばすために柔軟に考えた結果だよ言えるだろう。


 「なるほど、じゃあ、剣術もすごいってことなんだな」


 剣術も。そう雫から感じ取った魔力はクラスのほとんどの学生をはるかに上回っている、魔力量があるということは魔法力の向上を意味するため魔術も相当凄いということだ。


 「じゃあ、俺に魔法防御のやり方を教えてくれないか?」


 俺は魔法防御をしたことが一度もなかったので雫に教えてもらえないか頼んでみた。


 「え? 鬼龍さん魔法防御できないんですか?」


 俺が教えてもらおうとお願いしたら雫に驚かれてしまった。

 え? もしかして魔法防御って皆できたりするの。


 「ああ、やったことないな」


 俺は嘘をつくわけにもいかないので素直に返事をした。


 「魔法の基礎なのにね」


 朱里が後ろで少し笑っているのが見えたが今は見なかったことにしよう。


 「わかりました。 やり方はとっても簡単です。魔力で全身を鎧の用に覆うのです」


 俺は言われたように魔力を全身を覆うように巡らせる。


 「で、次はどうすればいいんだ?」


 俺は雫の言ったように魔力を鎧の用に体を覆った状態で雫に訊いた。


 「これで終わりです」


 え? これで終わり。

 意外に簡単でびっくりした。


 「結構単純だな」


 「鬼龍君の魔力量はやっぱり桁外れみたいだね」


 朱里があきれ顔で俺のほうを見てる。


 「そのようだね、鬼龍さんの魔力量は異常だよ、こんなにも高密度の魔力防御をしても汗すらかかないなんて」


 雫がそう言うと朱里が続けて。


 「しかも、初めてでよく全身とかできたね、普通は二か月ぐらいしないとできないうえにそこまで持続はできないんだよ」


 そんなものか? 俺が魔力防御始めてまだ一分ぐらいしかたっていないし、まだしばらく維持できるけどな。


 「まあいいや。じゃあサラマンダーで攻撃するから防いでね二人とも」


 朱里がそう言うと雫は魔力防御をしていた。


 「いくよー」


 サラマンダーの炎は俺たちを飲み込んだが全く熱くない。

 いや、そもそもこの程度の攻撃ではダメージを受けないけど。

 魔力防御は効果的で雫も涼しい顔をしている。

 俺たちの初めての授業はこんな感じで終わった。


数時間後にまた上げます

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