TS-81
「バターさん?それともバターちゃん?」
「ちゃん?!」
少し怒った威圧的な返事をバターはした。
それを聞いた留都は慌てて謝る。
「ごめん、じゃあさんで」
「本当は名前なんて言い合える仲じゃないのを知るべきね」
「スキンシップは大事だよ」
「殺し屋にスキンシップなんていらないわ」
「殺し屋?」
「ふぅ、炎列雷帝組織TS-81これが私の本部と製造番号よ」
「冗談言うの上手だね」
「冗談?なら、事実だっていうことをお見せするわ」
バターは立ち上がるとすぐさま着ていた服を脱ぎ始めた。
「え、何をして」
「まずこれが私の心臓。バッテリー式でここの残量がなくなったら充電しないといけない」
キィーという耳に残る嫌な音を立て左胸の扉らしき物を開けて見せた。
「ロボット?」
「これがロボットじゃなかったら何だっていうの?」
「宇宙人とか?いや、人間じゃないってことは分かったから服を着て」
上半身裸で綺麗な胸をしているのが理解出来る。
「恥じらう必要ないでしょ?私はロボットなんだから」
「ロボットでも恥じらってください」
「おかしな人ね、でもますます殺し甲斐があってその時が楽しみだわ」
ふふふとバターは笑う。
「殺されないように気を付けないと。それで何で私が狙われないといけないの?何かした?」
「何もしてないわ」
「じゃあ私を狙う必要ないじゃん、自分の家があるんでしょ?お帰りください」
「倒れていて初めて目が合った人をターゲットにするってインプットされてるのよ」
「何その赤ちゃんみたいな儀式は」
「メルヘンチックだと思わないかしら?」
「思いません! 何だかお話してたらお腹空いてきちゃった、何か食べる?」
「いらないわ、私はこの補充バッテリーで充分」
そういうとバターは補充バッテリーを先程まで見せていた心臓に取り付けた。
それを見た留都は疲れた様子で自分のご飯を確保するのであった。




