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出会いは突然に
湿気が残る真夏の土砂降りの夕暮れ時。
学生である縁起留都は傘もささずに急いで家へ向かっていた。
この時期はゲリラ豪雨というものが本当に多い。
まるで台風が来たかのような土砂降りと強風に見舞われ傘すらも役に立たないものであった。
パシャパシャと地面に溜まってる水溜まりに足を付け走っていくとふとゴミ置き場に目が留まった。
そこはいつも燃えるゴミや空き缶などのゴミ置き場だったが、いかにも、拾ってくださいみたいな可愛らしい女の子がずぶ濡れで横たわっていた。
こんな所に女の子?
場に似つかわしくない、浮浪者だろうかとも考えられる。
だが、そんなことを言ってる暇ではない、同年代らしき女の子が倒れてるのだ。
助けるのが唯一の善意だろう、そう思い腕に触れるとピピっと電子音が鳴り倒れていた女の子は目を覚ました。
そして、ピコンと電子音が鳴ると思うと直立不動で立ち上がった。
「お前を殺す」
そう言い終わると女の子はまた横たわってしまった。
初対面で最初の一言がそんな物騒な発言だと考えると警察に届けた方がいいかもしれないと頭によぎったが留都はおかまいなく女の子を立ち上がらせると支えながら家へと歩き出した。
これが謎の女の子バターと留都の初めての出会いであった。




