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決意

「……いいよ、遠慮しないで―笑いなよ」


「プッ! アハッ……アハハハハーッ!!」


 アロハシャツと五分丈のチノパンという勝俣チックな姿で立つ俺の姿に、ひくひくと口元を引きつらせ必死に堪えていた笑いの衝動を抑えきれずに吹き出す瞳。


 衆目監視の中、時期遅れの寒中水泳を披露した俺は、当然のごとく全身ずぶぬとなった。


 デートの継続のためには、とりあえず売店で買った土産用の服一式に着替えざるを得なくなったのだ。


  くそっ!攻略本なんぞ全くあてにならん……


  こうなりゃ最後の手段だ――


 笑いの発作が未だ収まらぬ瞳を前に、拳を握りしめて決意を固める間抜けな俺であった。

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