表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ

  5月、年々季節の移り替わりが激しくなっているこの時期、まだ外は少し肌寒い。


 そろそろ温かくなってもいいんじゃないか? と思うそんな時期。


 お昼休みの屋上で、定番とも言われるイベントが発生していた。


「俺、本気でお前のことが好きなんだ! 俺と付き合ってほしい!」


 そんな校庭にまで聞こえそうな大声で叫ぶのは、確か野球部のエース、橋本君だ。


 親がプロ野球選手で、英才教育もあり、もはやプロ入り確実だろうといわれている。


 普段は爽やか系で通っている彼が、ここまで大声を張り上げるのは、まさしく本気の証、一世一代の大勝負だからだろう。


 そんな熱烈な告白を受ければ、たいていの女子はいちころ、即OKだろう。


「無理です」


 だがそんな勇気ある少年の告白は、僅か1秒で粉砕された。まるでカウンターのような鋭い一言


「なぜだ!? 僕は本気だ! ダメなところがあれば言ってくれ!」


 がしっと肩を掴む彼の表情は本気で、諦めないという熱い思いも伝わってくる。


「ダメなところ……ね」


「ああ! 君のためならなんだってするぞ!」


 イケメンにこんなこと言われたら誰でも少しくらいぐらっとするんじゃないか?


 そう思うほどに彼の気持ちは熱かった。


 だからこそ、そんな彼だからこそ、彼女も……いや、彼も伝える。


 すぅーーと深く息を吸い……放つ。


「俺は……男に興味なんてねぇんだよ!」


「ぐふ!」


 そんな叫びと共に繰り出された鉄拳が、鈍い音をたてて今度こそ橋本君の気持ちを打ち砕くのだった。


 これは、そんな男に告白されるような容姿をしている男、白井 漣の物語である。

地味に書き留めていたものを少しずつ開放していく予定です。(自分用だったから誤字とかは勘弁を……)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ