033●たとえ火の中
これでもう、OKだな。G-80にも、NATTO2000にも装備した、この冷却剤。
たとえ火の中、水の中、いや、水の中にはまだ対応していないな。
エヘン、火災があっても大丈夫!温度を感知して、自動起動。
しばらくの時間は、これで大丈夫だぞ!
タイヤだって、シンクロ・コンディション!
ちょっとした値段だったが、高温でも低温でも大丈夫だ。
しかも、どんな道路条件、気候条件にも合わせられる。
いわば、自分で考えて変化する、賢いタイヤだ。
今日はひとりでドライブだ。
いや、ひとりじゃないよな。AIのNITTOが俺にはついている。
お前は頼りになる相棒さ!おい、何とか言えよ!
「ハイ。何とか!」
いかんな。次のメンテナンスで見てもらおう。
頼りにしていいのか?まあ、いいか。
おおっ!俺が主人公なのか、この世界!
あのスーパーマーケット、火を吹いてる!
まだ、人がいるかもしれん。出番だ、行くぞ!
「やっと、消し終わったぞ。みんな無事か?!」
「それが隊長、中に突っ込んでいった車、自動運転の暴走じゃなかったんです。」
「猛スピードで火の中に入ってった車か!まさか、人が乗っていたのか・・・絶望的じゃないか!」
「いえ、それが大丈夫なんですよ。すごい装備なんです、あの車も中の人も。」
「じゃあ、無事なんだな!よかった!で、今はどこに?」
「えっと、ほら、あそこ。消防車の横。うちの特殊移動式大型レンジを使ってもらってます。」
「何をやってるっていうんだ?」
「ええっと、実は今、解凍中です。」
※よい子のみんなは、ただしくレンジをつかってね!いきものはいれちゃ、だめだよ、チン!




