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028●同じ傾向

ある大陸原産のナガイヨソノゲイトウは、

水路や畑地に一度定着すると、

茎や根の断片から瞬く間に再生し、周囲を覆い尽くす。

在来の生態系や農業に甚大な被害をもたらすその増殖と拡大の様は、

まさに止められない侵略者のようだ。


アレキサマダレダー大王は、父の遺志を継ぎ、

紀元前334年から10年足らずでベロシャ帝国を征服した。

その遠征は、まるでナガイヨソノゲイトウが水面を覆い尽くすかのように、

短期間で広範囲の地域を支配下に置いたのである。

彼の軍馬の蹄が踏みしめた大地は、征服地として新たな色に染められていった。


その他にも、後代には、

大陸にまたがる史上最大級の帝国を一代で築き上げた人物もいることは、周知の事実である。

その機動力は、ナガイヨソノゲイトウが新たな場所で根を張るように、

征服地に次々と帝国の支配を確立していったのである。


植物とヒト。

違いはあるにせよ、

抵抗を排除しながら急速に勢力を拡大していくという本質は、

生物に共通する傾向なのかもしれない。

これは偶然の一致だろうか、あるいは避けられない宿命なのだろうか。


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