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022●お国言葉は本気の証

あれは何だ?データと照会しろ!

テラのファイルにはないのか?

星間連合のアクセスコードをそっちに送る。

照会をかけろ!・・・ないのか?


グレッグ大佐率いる銀河連邦テラ所属機動艦隊は、辺境宙域で見たこともない船団に遭遇する。

数はおよそ3万。正規の3個艦隊に相当する。

機動艦隊と比べれば、圧倒的な数だ。

戦闘になれば、全く勝負にはならない。

だが、今はまだ、機動艦隊の射程距離外という離れた位置にいる。


「こちらの認識番号を送れ。相手に誰何しろ。どこの誰かをな。」

「・・・返信を受電。これは・・・解読不能です!わかりません!」

「こっちへ転送!わたしが聞く!」

大声で指示を出す。艦隊長モニターで出力されたのは、自動翻訳が対応できない未知の言語だった。


「&▶❖✕✝▽☆■◆%#†‰⇒ 闘血鬼&%$#”!|〜=0)(&%&=|〜」


「なんや、これ・・・。」

<ナンヤ、コレ、トハ、共通言語デ、ナンダ、コレハ、トイウ意味デス。>

わしの言葉に反応せんでもええ。

けど、自動翻訳機能、正常やん。

全ての星域、星系のどんな言語にも対応しているはずや。

せやのに、翻訳でけへんって、一体なんやねん・・・。


「未知の船団、進路そのまま、接近してきます。射程距離外です。あっ、高エネルギー収束波が来ます!」


警告音と共に、僚艦の一つに閃光が走る。ドォーン!とは音はせえへん。

宙域は真空やからな。

せやけど、艦内の計器類に僚艦の損傷を示すサインが点滅しとる。

甚大な被害や!


「あほな!こら、かなりエライことになってきたやんか!」

「我らの射程には、まだ入れません。撤退しますか?」と副官のドリル・H・クドーが尋ねる。

「せやかて、クドー、撤退しても向こうの射程距離内で、速度は互角みたいや。ついてこられて、各個撃破されんのんは、目に見えとる。しゃあない!10時の方向に転進して距離をとりながら、反撃や!叩き落としたる!目標、発砲した艦!イテマエ!」


グレッグ大佐がお国言葉を話す時、

それは彼が極めて本気で興奮している証である。

艦橋のクルーたちは皆、それをよく知っていた。


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