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408 神官騎士


馬車へと到着したのだが、本当にこの馬車なのだろうか?

その理由は、目の前にある馬車が、その辺で走っていてもおかしくない可も不可も無い普通の馬車だったからだ。



「えっと、ローザ、この馬車で合ってるのか?」


「はい。合ってます。」


「聖女が乗るのにか?」


「理由はあります。道中の安全はある程度保障されていますが、確実に大丈夫と言う訳でもありません。

 護衛を沢山付けられないこともあり、豪華な馬車だと襲われる可能性もあるため、ごく一般的な馬車にしたとのことです。」


「なるほどね。」



貴族みたいに大勢の護衛を連れて行くのなら問題無いだろうが、豪華な馬車で護衛も少なければ、カモが此処に居るので襲ってくれと言っている様なものか。納得だ。

ふと、馬車の脇に2人の人物が立っているのに気が付いた。もしかして神官騎士って言っていたのがあの2人だろうか?



「ローザ、あの人達は?」



俺が質問すると、ローザが手招きをして2人を呼ぶと、2人がこちらへと歩いてきた。

1人は鏡餅の様な巨体で、フルプレートの鎧に大楯を持った人物で防御が得意そうだ。

もう1人ははち切れんばかりの筋肉の持ち主で、腕が俺の腰回りくらい有り、おそらくだが背中にはオーガを飼ってそうだ。そして、両脇にロングソードを装備しているってことから、もしかして長剣二刀流だったりするのだろうか。とっても強そうだ。



「この方達が神官騎士のリリーとフローラです。立場的にはシュウ様の部下となります。2人も挨拶をお願いしまう。」


「はじめましてリリで~す☆彡」


「フローラです。シュウ様、宜しくお願いします。」


「!?」



脳が理解するのを拒否して停止してしまったが、俺は悪くないと思う。

世紀末のアレに出て来そうな雰囲気と顔つきだったので、てっきり2人共男性だとばかり思ってたら、なんと女性だったのだ。

それにしても、1人はアイドルの様なキャピキャピ声で、もう1人は大和なでしこ風の大人しい感じの声だ。見た目ギャップが過ぎるぜ……



「え、えっと、リリーさんとフローラさんでしたっけ、シュウです。宜しくお願いします。」


「はい! 頑張りま~す♪」


「誠心誠意頑張らせて頂きます。」



何とか挨拶を済ます。



「あ~! やっぱり護衛はリリーさんとフローラさんになったんだね。良かった~」


「もちろんだよ、アンナちゃん♪」


「はい。立候補させて貰いました。」


「えっと、アンナ…様は神官騎士の2人とお知り合いで?」


「うん。実は仲良しさんなんだよね~」


「そ、そうなんだ。」


「まぁ、アンナ様の護衛に男性を付ける訳には行きませんでしたからね。この2人になったのも当然の結果です。」


「な、なるほど? ちなみに女性の神官騎士って他にも居るの?」


「いえ、他は男性ばかりですね。」


「……教えてくれてありがとう。」


「いえ。」



どうやらこの世には、オークにやられる女騎士は居なかったみたいだ。













『駄目駄目駄目ええぇぇ~~!! そんな大きいの入んないよぉ~(泣)』


『この身が汚されるくらいならば、いっそのこと……あぁ……先行く私をお許し下さい……』



セリフだけなら問題無いが、襲われている絵面を想像してしまうと…… ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

昔、中の人など(以下略)ってことを思い出したのは秘密だ(汗)


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