表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一矢無双  作者: ドンロク
PR
7/14

第七話 ウェントVSワッカーズー2

「てめぇ!ジェイさんに何しやがる!」

奴らの内、一番小柄な男がウェントに向かって怒鳴る。体格の割に大きな声で、中々の迫力だ。だが、それに臆する様子はウェントにはない。

「何だ?次はお前か?」

それどころか、挑発までしている。

「こいつ…、やってやるよクソガキィ!」

奴が挑発に乗ったその瞬間、奴の腕には、もう矢が刺さっていた。改めて、恐ろしい早業だ。

「はぁぁ!?、何でもう刺さってんの!?いってぇぇ!」

「さてと、後はお前だけだぜ」

そう言ってウェントが指差した先には、仲間二人が弓に射られて尚、あぐらをかいて座っている男がいた。先ほどの二人に比べてかなりの細身、恐らくは後衛職だろう。前衛が負傷したのに、なぜあれほどの余裕を…。

「それはどうかな」

言いながら奴は立ち上がり、ジェイと呼ばれていた男の手から、矢を勢いよく引き抜いた。

「は!?あんな風に抜いたら…」

案の定、奴の手から大量の血が吹き出した。それなのに、奴は平然としている。ウェントに手を貫かれた時にはあんなに騒いでいたのに…。あいつ、何をされたんだ…?

「ジェイ、もうやられるなよ」

「あぁ、分かってる」

直後、ウェントとの距離を詰めに、奴が前に飛び出した。

「直進かよ、的だぜ」

ウェントはそのセリフ通り、向かってくるアイツに、一瞬にして3発の矢を撃ち込んだ。だが、奴はそれを意に介さず、ウェントとの距離を更に詰めにかかる。

「効かねぇなぁ!」

これ以上近づかれたら、ウェントが攻撃を喰らっちまう…。アーチャーの耐久力なんて、俺達魔法使いとほぼ変わんねぇ、一発もらえば致命傷だ…。

「ウェント!一旦引け!」

「必要ねぇ」

そう言うと、ウェントが矢ではない何かを奴に向けて放った。それが命中すると、突然奴が地面に倒れた。

「上手く行ったぜ」

「ウェント…、お前今何した?」

「こいつを使ったんだ」

ウェントの出した手には、鋭い動物の爪があった。

「これまさか、あの熊のやつか?」

「あぁ。あいつ、魔法で無理やり動いてる感じがしたから、魔法が効かなかったこいつの爪なら、それを解除できるんじゃないかと思ってな」

「思ってなって…、お前、確証は無かったのか!?」

「ねぇよそんなもん。狩るか狩られるかの状況で、挑戦は渋ってらんねぇだろ」

大分無茶苦茶な理屈だ。けどまぁ…、これで正真正銘、後はあいつだけ…。

「あいつがいねぇ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ