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失われた断片 ― 風の環 ―  作者: 半々月光
ビグトラス島編
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第47話 ― 擦除の残滓──古の守護神、降臨

>灰霧の中で異獣の影が次々と姿を現し、結界を叩き壊そうとする圧力が高まっていく。


仲間たちの緊張が極限に達する中、イランは指輪に残る風の余韻を感じながら、教授の言葉を思い返す。


そして、迫り来る脅威に対抗するため、古の守護神の名が呼び起こされようとしていた――



時刻:3670シヴン年12月25日 午前7時40分

場所:ナイトヴァル・建物の破れ口内部


「きょ、教授……あれはいったい、何なんですか……?」


 ミドは傾いた柱にもたれ、大きく肩で息をしていた。額の端には汗がびっしりと滲み、右手の指先に残る火の光も、まだ完全には消えきっていない。


 俺たちが建物の中へ駆け込むと、キリム教授はすぐに手を上げて制止し、


そのまま手首を返してひと振りした。


すると破れ口の前に、薄い防護の光幕が広がる。外では灰色の霧がなおも渦を巻き、ときおり異獣が外壁をかすめる鋭い摩擦音が響いてきた。

その音は壁越しに届くぶん、かえって背筋を粟立たせた。


 教授はすぐには答えなかった。ただ、破れ口の向こうで不安定にうごめく灰色の気配を見つめたまま、さっき目にしたものを頭の中で整理しているようだった。数秒ほどしてから、ようやくゆっくりと口を開く。


 「少なくとも確かなのは、あれが、この島で確認されているいかなる生物とも一致しないということだ。」


 「生き物じゃ、ない……?」


 ルキが眉をひそめ、すぐに顔を上げた。


 「でも、ちゃんと身体があって、動いて、それどころか人まで追ってきてましたよ……」


 「動くからといって、生きているとは限らない」


 キリム教授の声は低く、けれどいつも以上に重かった。


 「あれらの構造は異常すぎる。骨格、関節、外層を覆うあの膜質――どれを見ても、自然に生まれたものの形には見えない。生物というより、何かを無理やり継ぎ合わせて作られた残留物に近い」


 「残留物……?」


 ミドの声は乾いていた。その言葉を口にすること自体が不快でたまらない――そんな響きだった。


 俺はその横で、胸の奥がわずかに強張るのを感じていた。


 『残留』


 その言葉は、さっき脳裏に浮かんだ写本の欠けた一節と、ほとんど同時に重なった。


 「教授、それって……あいつらは今回の灰霧と関係してるってことですか?」


 ヘペニーは杖を握ったまま破れ口のそばに立ち、視線を外へ向けたまま問いかけた。


 「おそらく」


 教授は小さくうなずいた。


 「しかもあれらは生きた存在への反応が強く、互いに連携して包囲しようとしていた。つまり単に暴走しているだけの怪物ではない。もっと深いところに、別の原因があるはずだ」


 「そ、そんな怖い言い方しないでくださいよ……」


 ミドの顔色が目に見えて白くなり、肩も無意識のうちにすくんでいた。


 ルキはちらりと彼を見たが、何も言わなかった。ただ、その表情も同じように張りつめていた。


 俺は掌の中の指輪に目を落とした。そこにはまだ、風神の力が残したかすかな余韻があった。


 さっき異獣を退けたとき、黒い膜が裂けた奥から見えたものは、俺の知っているどんな生き物ともまるで違っていた。


 けれど、本当に胸を締めつけていたのは、その姿そのものじゃない。


 あの瞬間、禁術の授業でキリム教授が見せた石板と、そこから意図的に削り取られていた文字列を、不意に思い出してしまったことだ。


 あのとき教授は言っていた。


 『消えたのは、文字の形だけではない』と。


 五百年前の風災では、通りも、建物も、人名も、記録者が書き残した注記でさえ、何らかの力によって部分的に削り取られたことがある。


 あれは単なる風化でも自然な損壊でもなかった。まるで何かが、この世界に確かに存在していたはずの一部を、無理やり抉り取っていったかのようだった。


 そして俺は、百年祭の夜に港区で自分の目で見た光景まで思い出していた。



 さっきまで走っていた人間の身体が、次の瞬間には半分だけ何かに強引に削り取られたように消えていた。

 

 悲鳴を上げていたはずの人も、顔の一部だけが先に失われ、歪んだ輪郭だけが残っていた。それは断裂でも、ただの出血でもない。もっと異様で、もっと理解の及ばない「欠落」だった。


 あのとき港区のあちこちで重なっていた叫びも、四方へ散って逃げる人々の姿も、


 呼吸さえ凍りつきそうになるような寒気も、今でもはっきり覚えている。その後に襲ってきたのは、脳の奥に突き刺さるような高周波の唸りだった。


 まるで世界そのものが、上から何者かに無理やり書き換えられていくみたいに。


 最後に俺の記憶に残っているのは、星織・雨が俺の手を引いて、混乱の中を必死に走っていた感触だった。


 そして、そのまま俺は意識を失った。


 次に目を覚ましたときには、もう彼女とははぐれていた。



 なのに、さっきあの異獣たちが現れたとき、脳裏にはあの欠けた写本の文がまた浮かんだ。


 「人は言う:影は獣に似、■鳥に似、■■に似。」


 だから、分かる。


 目の前にいるあれらは、ただの異変なんかじゃない。


 「教授……」


 自分の声が、少し乾いているのが分かった。


 「あいつら……『擦除現象さつじょげんしょう』と関係があるんじゃ……?」


 空気が、その瞬間だけ静まり返ったように感じた。


 キリム教授がこちらを振り向く。その目が一気に鋭さを増す。


 「お前もそこに思い至ったか、イラン」


 「ちょ、ちょっと待ってください。擦除現象って何ですか?」


 ミドが目を瞬かせ、俺と教授を交互に見た。


 「忘れたの?禁術講義のとき、教授が説明してたじゃない……」


  ルキは呆れたように小さくため息をついた。


 「まさか、あのときイランが言ってた攻撃術式のことですか!?」


 俺はミドに向かって小さくうなずいた。だがミドはなおも驚いた顔のまま、外で蠢く異獣たちを見つめていた。


 「学院の封印資料に出てきた、あれですね」


 ヘペニーが低く補う。


 教授はすぐには最後まで言わず、杖の先で軽く床を打った。まだ形になりきっていない思考を押さえ込むような仕草だった。


 「今の段階では、まだ断定はできない」


 低く沈んだ声で、教授は言った。


 「だが、もし本当にあれと関係しているのだとしたら、事態は俺たちが今見ている以上に厄介だ」


 「じゃあ、今はどうすればいいんですか?」


 ルキが問った。


 キリム教授は顔を上げ、俺たち一人ひとりを見渡した。


 「まずは、生きてここを出ることだ」


 声は静かだったが、冗談の気配は欠片もなかった。


 「まだこの構造区を抜けていない以上、あれらはいつでも追ってくる。ヘペニー!外縁の波動を警戒しろ。ルキ、下の裂け目を見張れ。ミド、火は温存しろ。無駄に使うな。イラン――」


 教授は順に指示を飛ばし、最後に俺を見たところで、ほんの一瞬だけ言葉を切った。


 「お前の風は、この先もっと大きな役目を果たすかもしれない。無茶はするな。だが、もう自分を疑うな」


 「……はい、教授」


 俺は低く応え、無意識に指輪を握りしめた。


 そのときだった。破れ口を塞いでいた薄い光幕が、ふいに小さく震えた。


 外で何かが、それに触れたのだ。


 「ドン!ドン!」


 重い衝撃音が、防護光幕の向こう側からいきなり叩きつけられた。壁一面がそれに合わせて震える。


 さっきまでの小型異獣が外壁を這い回るときの鋭い摩擦音とは違う。もっと重く、もっと硬い力が、真正面から一撃ずつ叩き込まれている。


まるで巨大な鉄槌が結界の表面を何度も殴りつけているようで、そのたびに足元の砕石が小さく跳ね、頭上の壊れかけた導流管も不穏な唸りを漏らした。


 光幕の表面にはたちまち幾重もの歪んだ波紋が走り、均一に流れていた光の筋にも、はっきりとした断裂が現れ始める。


外で渦を巻いていた灰霧が一瞬だけ散り、その向こうに、さっきまでの異獣たちよりもさらに背が高く、分厚い黒い輪郭がぼんやりと浮かび上がった。


 その巨体は、外側の半壊した梁組みに届きそうなほど高かった。肩から背にかけて盛り上がり、まるで肉塊と骨格を無理やり繋ぎ合わせて固めたような形をしている。


前肢は異様に太く、その先は単なる爪ではない。錯乱したまま増殖した硬質の骨節が何本も絡み合い、結界へ向かって何度も重く叩きつけられていた。


湿って粘つく黒い膜質が全身を覆い、動くたびに裂けては貼り付き、その下では不規則な暗色の紋様が脈打っている。まるで複数の生物の構造だけを、無理やり一つの身体に押し込んだみたいだった。


 何よりぞっとしたのは、胸の中央寄りに血のような色をした裂け目が開いていたことだった。


 それは傷口というより、余分に生えてきた器官に見えた。縁の肉は絶えず細かく痙攣し、その内側には蠢く触手がぎっしりと詰まっている。


表面は粘り気の強い緑色の粘液に覆われていて、衝撃のたびにぬめりを引きながら掻き回されていた。さらに奥には、小さく密集した棘の輪が幾重にも見える。


歯に似ているのに、どれも不自然なほど短く、濡れた光を帯びて交互に並びながら、開いては閉じ、まるで目に見えない何かを咀嚼しているみたいだった。


 頭部も、さっきまでの個体のように低く伏せてはいない。高々と持ち上げられた裂けた口の奥から、灰白色の湿った息が絶えず漏れ出していた。次の一撃を溜めているように。


 「あれは……」


 ミドの声が、そこで乾ききったように途切れる。


 キリム教授の視線が、鋭く沈んだ。杖をわずかに持ち上げた。


 「ヘペニー」


 低い声だったが、さっきよりも速く、正確だった。


 「さっきグモ教授と行動していたとき、あの規模の個体は見たか?」


 ヘペニーは光幕の外の盛り上がった黒い影を見据え、すぐに眉を強く寄せた。


 「いいえ」


 返答は早かった。けれど、その声には明らかにさっきまでより強い緊張が混じっている。


 「向こうで遭遇したのは、今までのと同じくらいの個体ばかりでした。大半は中型か小型で、輪郭も歪んではいたけど、ここまで大きくもなかったし、正面から結界を叩き壊そうとするほどの力もありませんでした」


 キリム教授は、頷いてすぐには答えなかった。


 ただ、その大型異獣を見つめたまま、頭の中で何かを急速に組み立てているようだった。


 さっきまでの連中は、灰霧に突き動かされる残留物に近かった。

動きは雑で、囲み、迫ってはくるものの、どこか未完成な歪さを引きずっていた。


 だが、目の前のこいつは違う。


 ただ大きいだけじゃない。あの混乱した寄せ集めの状態から、より安定し、より破壊に適した形へと、無理やり収束し始めているように見える。


 もしこれが、単なる個体差じゃないとしたら――


 灰霧の中にいるあれらは、今も変化していることになる。


 しかも、獲物を殺し、障壁を打ち破るために、より適した姿へと。


 「まずい……」


 ミドが、かすれた声で呟いた。


 その瞬間だった。外の大型異獣が大きく身体を引いた。限界まで引き絞られた弓弦のように、巨大な肉体が一瞬だけ強く収縮する。


 次の瞬間、前肢と肩背が同時に爆発するように力を放ち、金属のねじれにも似た低く不気味な怪音とともに、防護光幕へ激突した。



 「ドン――!!」


 今度は、結界全体が大きく内側へたわんだ。


 光幕の中央には瞬時に蜘蛛の巣めいた細かな亀裂が走り、流れていた光の紋様が衝撃で散らされる。数本の不安定な光線が縁に沿って乱れ走り、今にもちぎれそうな脈のように揺らめいた。


 破れ口まわりの砕石が内側へ跳ね飛ばされ、壁際に積もっていた残骸も崩れ落ちて、立て続けに鋭い音を立てた。



 「結界がもちません!」


 ルキがすぐに一歩前へ出る。声は張りつめていた。


 防護光幕の表面では、なおも亀裂が広がり続けていた。


 一筋、二筋、三筋――


 灰霧がその隙間から糸のように染み込み、外の大型異獣は再び前肢を持ち上げる。湿って重い巨体の輪郭が、砕けかけた光膜の向こうから圧し寄せてきた。


 胸に開いたあの血色の裂け目も、じわりと口を開く。中の触手は緑の粘液の中でうごめき、密集した棘がゆっくりと縮み、また開く。

まるで結界が砕けたその瞬間、目の前のすべてを丸ごと呑み込むのを待っているみたいだった。


 あと一撃。


 この防壁は破られる。


 「火風の守護者よ、我が呼び声に応えよ。


火を門とし、風を路として、沈められし灼き名を今ここに渡せ。  


乱れし焔を汝が輪に収め、崩れし秩序をその炎律にて縛れ。  


古き護りの名を持つ者――モファイクス、顕現せよ!」


 キリム教授の詠唱が落ちると同時に、杖が地面へと重く打ち下ろされた。


 赤い光紋が杖の先から爆ぜ、砕けた床の亀裂を縫って一気に走る。たちまちそれは壁面へ、梁へ、壊れた導流管へと這い上がり、暗く湿った建物の内側は、一瞬で別の灼熱の層に引きずり込まれたように変わった。息を吸うだけで、喉が乾いて痛む。


 外の大型異獣が、もう一度結界へ激突する。


 「ドン――!!」


 光幕が激しくたわみ、裂け目はさらに広がった。隙間から灰霧が糸のように入り込み、胸の血の裂口も大きく開く。


 中で掻き回される触手と緑の粘液が昏い光の中で蠢き、密集した小さな棘がぬめった音を立てながら開閉する。今すぐにでも、目の前のすべてを引き裂こうとしているみたいに。


 教授の左手が鋭く持ち上がり、五指が宙に幾筋もの燃える軌跡を描いた。その火の痕は消えずに空中に留まり、互いに重なり合いながら、たちまち古く複雑な火の紋様を形作っていく。


 次の瞬間、教授が指を強く握り込んだ。


 空間全体の火の元素が、何かに無理やり引き絞られるように一気に揺れた。


 壁際に残っていた熱流も、結界の縁で散った焦熱の光も、空気中に漂う微細な火塵までもが、教授の前方へ一斉に収束していく。風までがそれに引かれ、幾重もの環状気流となって火紋の外周を高速で巡り、その灼けるような赤を中央へ押し留めた。


 地面が震え始める。


 石屑が跳ね、水たまりが蒸発し、壁にへばりついていた湿気が高熱に押し上げられて白煙へと変わった。その揺れは崩落の前触れではない。まるで地の底に長く眠っていた火脈そのものが、この術によって強引に叩き起こされていくようだった。


 直後、一本の火柱が真っ直ぐに立ち上がる。


 それは散った炎の噴出ではなかった。


 真名に導かれて引きずり出されたかのような、赤金の光の軸だった。

残骸だらけの空間を一直線に貫き、その内部では無数の古い符文が絶えず上昇し、回転し、組み替えられていく。


 何か巨大な存在が、この開かれた路を伝って、一寸ずつ現世へと近づいてきているように。


 外縁を巡る風帯も、さらに速度を増していく。


 一重、二重、三重――


 紅金の旋風は互いに噛み合い、ついには半空で巨大な封焔の輪へと圧し固められた。

その火輪の縁には、溶け崩れたような欠けと亀裂が走っている。だが、それゆえにこそ、より古く、より危険なものに見えた。深部に封じ込められていた何かが、今ようやく無理やり引きずり出されてきたみたいに。


 外の大型異獣が、低く歪んだ呻き声を漏らす。


 胸の血の裂口が激しく痙攣し、中の触手が一斉に縮こまり、緑の粘液が高熱に煮立って白く曇る。棘の輪も制御を失ったように狂った速度で噛み合い、湿った耳障りな摩擦音を立てた。


 あの巨体は、ようやく自分より上位の危険を察したのか、本能的に後ずさろうとした。だが前肢はなお地面を食いしばり、身体全体が押し潰されるように震えている。


 そして、火柱の中心に輪郭が生まれ始めた。


 まず、肩。


 次に、頭部。


 そしてそのあとに、古い甲殻のような火殻が何層にも噛み合いながら、上半身を形作っていく。


 それは、ただの人型ではなかった。


 まして、ありふれた火霊でもない。


 鎧を帯びた守護者に近い姿をしていながら、そこに凡俗の鎧らしい質感は一切なかった。どの甲片も、熔鉄と符文が焼き固められて生まれたようで、その縁には暗紅と金白の火紋が絶えず流れている。


 胸の中央には縦一文字の火痕が裂け、その内側にあるのは血肉ではなく、静かに流動する熾白の火芯だった。腰から下には脚がなく、極限まで圧縮された灼熱の火流と旋風が尾のように絡み合い、地から数寸浮いた半空にその身を支えている。


 その存在が姿を現した瞬間、空間全体がふっと静まった。


 音が消えたわけじゃない。


 ただ、荒れ狂っていた気配も、乱れた風の流れも、結界の外で渦巻いていた灰霧さえも、もっと強大な秩序に無理やり押さえつけられたように感じられた。


 次の瞬間、その存在が目を開いた。


 面甲の奥で、二点の深紅の火光が灯った。


 それは驚くほど静かで、感情らしい揺らぎすらない。


なのに、本能だけが圧倒的な威圧を訴えてきた。大型異獣の胸の血口も、その瞬間にぎゅっと縮み上がり、中の触手が激しく巻き戻った。


 もっと古く、もっと上位の火の規律に、直に押さえつけられたかのように。


 教授から聞いていた。

 その姿は、間違いなかった。

 これが、古の守護神――


 ――モファイクスが、降臨した。


>ここまで読んでくださりありがとうございます。


第47話では、灰霧の中から現れた大型異獣との対峙を通じて、物語の緊張がさらに高まる場面を描きました。


キリム教授の詠唱によって呼び出された古の守護神「モファイクス」の降臨は、


これまでの戦いとは一線を画す展開であり、異獣の存在が単なる怪物ではなく、より深い「擦除現象」と結びついている可能性を示しています。


イランの風の力もまた、今後大きな役割を担うことが暗示され、仲間たちの連携と共に物語は新たな局面へと進んでいきます。


次回もぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。


(╹▽╹)



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