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特攻花~TOKKOKA~ 英霊の祈りを込めて  作者: 佐久間五十六


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いざ一般公開!

 「武さん、武さん!いよいよ完成しそうっすね。」

 「遂にここまで来ましたね。良く出来ました。」

 「パソコンって今思ったけど便利なんだな。」

 「文明の利器の威力恐るべしですね。」

 「イラストとかも簡単ですし、編集もちょちょいっと出来ますからね。一度覚えたら楽勝すよ。」

 「2人のお陰で完成が大分早まったよ。」

 「この作業1人でやってたら、2、3年はかかりますよ。」

 「これを書籍化しても面白いかもしれませんね。」

 「その前に色んな人に見てもらうのが先だな。」

 「3人の共同作業だから印税も3分の1でお願いしますよ。」

 「卑しいですよ。金の話は。山さんはいつもそうなんだよな。」

 「まぁ、売れたらの話にはなるが、手伝ってくれた褒美だな。」

 「でも、やっぱ一般の人に見てもらわないと、何とも言えませんね。」

 「まぁ、恐らくばっちりでしょう。これだけの作品なんだから。」

 「多くの人に特攻を考えてもらう良い機会だな。」

 こうしてデジタル紙芝居は完成した。山井曹長と寺田1曹の力を借りて、およそ3ヶ月で完成となった。早く人に見せたくてしょうがなかった3人はまず、海上自衛隊鹿屋航空基地にいる他部隊のあまり親しくない人に見てもらう事にした。

 そうする事によって情という不純物が取り除かれると考えたからである。その次は少し遠方の海上自衛隊呉基地→海上自衛隊舞鶴基地→海上自衛隊横須賀基地→海上自衛隊大湊基地→海上自衛隊佐世保基地、とここまでは言ってみれば身内に披露する。

 そこから陸自や空自部隊にも可能な限りの人に見てもらい、感想を聞きまとめる。その上で、一般人向けに無料解放という形で、2、3回やってまた感想を聞く。改訂が必要ならばこの段階でやる。そうして、書籍化する(自費出版)という算段であった。

 もう小野井は、知り合いの出版社に話を持って行っていて、公開待ちの状態であるから、話はトントン拍子に進んで行った。無論、売れるという保証はどこにも無かった。ただ、売りたいという気持ちよりかは、しっかりと読者が考えてくれるものであって欲しいと言うのが現実であった。

 ただ、時間と労力をかけて作った物が認められるのは、作者にとってみれば、最大級の賛辞だと思うのである。

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