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異世界召喚が勇者召喚じゃなくて魔王召喚だったけど、魔王として頑張ってみようと思います  作者: 雲英侑李


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第11話 世界改変

ということでレドルの件はいったん保留ということで会議の後、フランに呼び出された。何の用だろ?今日の訓練に関する話かな?


「ヒヨリ様、お時間いただきありがとうございます。」


「どうしたのかしこまっちゃって。」


「いえ、戴冠式の日程についてお話しできれば、と。」


「もう決まったの?」


「はい。ヒヨリ様さえ差し支えないようでしたら3日後に執り行いたいと考えております。」


「ボクは構わないよ。」


「それでは3日後でスケジュールを調整いたします。戴冠式を終えたのち、人間たちからの攻勢が強まると予想されますのでそれまでにしっかり鍛えていきましょう。」


「そうだね。一応昨日の夜レイから教わってなんとなく魔法に魔力を込める感覚はつかめたよ。」


「素晴らしいですね。それでは実践してみますか?」


「うん。そういえばレイは?」


「戴冠式を急遽執り行うということで四天王が1人は準備の監督をする必要があり、スケジュール的に私かレイが監督すべきだということで今日はレイ、明日と明後日は私が監督をすることになっています。」


「そうなんだ。じゃあ明日と明後日はレイだけなんだ。」


「そうですね。レイはいませんが魔法の実力も知識もレイと私では遜色ありませんので。」


「そうなんだ。それじゃ早速見てもらってアドバイスをもらおうかな。」


「はい。ちょうど着きましたしね。」


話ながら歩いているうちに魔法訓練場に着いた。昨日の感覚はまだ残ってるね。今ならできそう。


「まずは[ウォーターボール]からね。我が力の奔流に眠りし根源の水脈よ。我が声に応え、清流の水球を顕現せよ[ウォーターボール]!」


これまでと違って弾けずに的に向かって真っすぐ飛んでいった!


「素晴らしいです。完璧です。」



「あとはこれをどうにか調整して遊べるようにしないとね。」


「遊べるように、ですか?」


「そ。元々弾けてたでしょ?だから今くらいの速度で撃ったうえで弾けさせてその弾けた水まで操作するとかね。」


「そんなことが可能だと?」


「ボクはできると思ってるよ。今度はあっちも試してみよっか。我が力の奔流に眠りし根源の炎よ。我が声に応え、災禍の炎を顕現せよ[ヘルフレア]!」


訓練場に設置された的が全部一気に燃え上がる。


「これは・・・」


「すごいでしょ?1回の魔法の発動で全部の的を対象にとってそれぞれに対して小さい[へルフレア]を発動させてみたんだ。昨日の夜レイから教えてもらった後部屋で研究してたんだよね。」


「独学での研究でここまでとは・・・やはりヒヨリ様は何かしらのスキルをお持ちのようですね。」


「そうなの?」


「はい。法則を書き換えること自体はスキルがあれば可能です。ただし、限定的な範囲でのみです。例えば地形を操作するスキルを持った工作兵が私も部下にいます。彼は大地の法則を書き換えるスキルを所持しています。」


「なるほどね。それで、その様子だとボクが持ってるスキルに心当たりでもあるの?」


「いえ。そこまではわかりません。ですが少なくとも魔法に干渉はできるようですね。先ほどの魔法はもはや[ヘルフレア]の域を超えています。他の魔法でも可能なのでしょうし多数を相手にする際に武器になります。」


「そうだね。今日は他の魔法について教えてもらえる?」


ってことでいろんな魔法を教えてもらった。風、水、火、光、闇の基本属性の初級から上級までの各魔法とその詠唱を教えてもらって1階ずつ使ったけど、さすがに覚えきれてないかな。


「素晴らしいですね。これだけの数の魔法を使用しても魔力切れを起こさないとは。それに昨日の[ヘルフレア]と同等の威力を発揮したとしても圧倒的な魔力効率で抑えられています。」


「レイの教え方がうまかったからかな?」


「それもあるかもしれませんが、やはりヒヨリ様の飲み込みが速いことが何よりの理由でしょう。この調子でどんどん強くなっていきましょう。」


「うん!」


褒められるのって気持ちいいね。ただ、フランの表情がどこか暗いというか考え事をしているような表情をしてる?





その夜、フランとレイの会合・・・


「ヒヨリ様のスキルがおおよそわかりました。」


「すごいじゃない。で、どういうもの?」


「世界の法則をいじることが出来るものでほぼ確定でしょう。」


「どうしてそう思うのかしら?」


「昨晩あなたが教えたそうですね?」


「えぇ。魔力消費効率を上げる方法くらいだけどね。」


「基礎5属性の魔法すべてを使用していただきましたが魔力切れを起こしませんでした。しかもそのすべてがヒヨリ様によって手が加えられ、本来の魔法とは異なるものでした。」


「思ってたよりもすごいわね。魔力や魔法を操るっていう線はないのかしら?」


「その可能性もあります。ですが、レドルと都合よく遭遇したことも気になりませんか?」


「確かにそうね。法則をいじるというよりは・・・」


「「望む世界に書き換える能力」」

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