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025:終わりなき戦い-A fight without the end-

前回までの神話…


今の世界を腐りきった世界だと思っているシン。

友達も少なく、どこにでもいるような高校2年生。

しかし彼は、ゼウス主催のゲームに無理矢理参加させられるのだった。

闘いは困難を極め、幾度となく死に陥りそうになった、しかし、仲間の協力により何とか生き残ることはできていた。

そんな中、気彌と戦い、シンは自分自身が変わりはじめていることに気づく。

そして、ファイナルゲームの最終章が動き出し、全世界を巻き込み始めた今、人類史上最強の能力者が壮絶なバトルを繰り出す!

俺が上空に逃げると、仁が俺に襲いかかろうとしていた。

あと数cmのところで、なぜか仁の動きが止まった。

「そこまでだ……」

そこに現れたのはクローウだった。

「遅れてすまない…大丈夫か?」

「大丈夫に決まってんじゃん…」

なんか他にも生きている奴がいて、ほっとした感じになった。

「俺を無視するんじゃねぇー!」

また仁が動き出し、クローウに攻撃を仕掛けてきた。

だが、クローウは刀を出すと一歩も動かず全ての攻撃を目にもとまらず防いだ。

「…こんなに奴がまだいたとはな…」


仁は次に手に小さな黒い球体を出したかと思うと、それを飲み込んだ。

「お前達はこれで終わりだ!俺はさらに更なる覚醒をする!お前たちじゃ絶対かっ、勝ってЩゞж…」

仁の声がおかしくなってきた。

「力の暴走だな…あそこまで体に無理をさせていると言うのに、さらに負担をかけるとなると、

この星がふっとぶほどの爆発が起きるぞ…」

クローウ、なんか詳しいよね…

「どうにか防ぐ方法はないのか?」

「俺達が力をあわせれば止められるはず…さあ早く、陽神剣(ヨウジンケン)を出すんだ…」

まだ誰にも言っていないこの剣の名前を、クローウは知っていた。

一体何者なんだ?


俺はクローウが言うとおり剣を出すと、指示通りに剣を仁に向け、剣の先に意識を集中させた。

すると剣が光だし、先の所に光の玉が出てきた。

クローウも俺と同じことをしている。

そんな中俺は、なんかクローウの剣が似ているような気がしていた。

そしてクローウの合図とともに、剣の先にできた光の玉を仁に発射させた。

光の玉は、長い、太い棒になったかと思うと、仁のいる辺りでカクカクと曲がり×の字に突き刺さった。

そして、その光の棒が仁を突き刺したまま、周りに光の壁ができた。


「準備は整った…」

それからはすべて、クローウがやってくれた。

クローウが俺を上空へ投げると、すかさずクローウも飛んできた。

そして上空で静止すると、クローウは俺の剣も左手に持ち、仁の真上の上空から仁に向けて投げられた。

二つの剣が仁に突き刺さった時、光の玉に包み込まれた仁は、光の玉内で爆発したかと思うと、爆発が外にまで漏れ出してきた。

しかし、完全に爆発する前に光の玉ごと凝縮され、消えた。


「やっと終わった…やっと終わったんだ!!!」

全身の力が抜けた。

その後、俺は力を使い他の世界とリンクするのを防いだ。

この地球の治療もした。

全て案外簡単だった。

願うだけだからな。


その後はクローウといろいろ話をした。

クローウは実はこの世界の住人じゃないらしい。

クローウの世界は俺たちと同じような感じで崩壊したらしい。

俺の力でその星を元通りにすることはできないのかと聞くと、無理だと言われた。

星を復元することは難しく、さらに強力な力が渦を巻いているので、今の俺では力不足らしい。

本当にクローウって不思議な奴だよ。

なんか俺と似てるようなきもするし。

白衣の奴らのことも聞いてみたが、クローウは何も答えてはくれなかった。

知らないほうがいいって言われた、それにその後に、知ってもどうせ思い出せなくなるからって…


それで話は変わるけど、俺を覚醒させたあの変な笑い声っぽい声を上げていた光の玉は、星の化身だったらしい。

あの笑い声っぽい声は、人間で言う咳だとクローウは言っていた。

俺達は、いろんな話をした後、また力を使った。

後3分後に時間を4年前に戻し、神力の記憶をみんなの頭から消すということを…

これは、クローウがしろと言ったことだ。

聞く所によると、クローウは自分の星と同じ過ちにならないように、各星を回って陰謀を防いでいるらしい。

いい奴だよな。

ここの星では、この後本を書いて、みんなに伝えると言う。

このようなことは何年後にまたおきるらしい。

星が生きている限り、この戦いは終わらないのかもしれない。

もちろん戦わなくてもいいんだけど、絶対一人は悪い奴がいるってモンだ。


時間って短いよな…もうクローウと別れるときが来た。

クローウ自身の記憶はなくならないようにしているから何の心配も要らない。

俺の中の記憶にいるクローウは消えるけどな…

俺は約束した、クローウが出した本を絶対買うと。

何年後になるかわかんないんだけどな。


目の前が真っ白になってきた。

すべてが真っ白に……

その時、クローウが何か言った。

「………雷……昌………」

って言った気がする。

もぉ何も見えない………

見えるのは白い世界だけ………

俺の頭の中にある、記憶の鎖がほどけていく感じがする………

萩野に告白されたけど………振り出し以前に戻るわけか………

俺も萩野のことは好きだったのかもしれない………

ミクルちゃんの事も心配だよな………

みんなのことを忘れるのって………なんか………寂しい………

いなくなってから気づくって奴?

昔の俺とは違う俺になってた俺は………今の俺が好きだ………

この世界が好きだ………

4年前に戻っても………この今の俺で…あって…ほ……し………………



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