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家

ギルドを出て少し経つ。

ガンガオに付いて行くが道中シスが片っ端から買い3人で食べながら進んでいる。

ゼラはその光景を眺め、ガンガオは3人の食べっぷりに驚いているがツッコミはしない。


「もぐもぐ・・・。」


「これ美味しいです。」


「こっちも美味しいよ。」


アウラとスィーナは互いに食べさせ合いをしたりしている。


「なんか凄い光景だな。」


「まぁアウラとスィーナにシスにとって物珍しいんだ。好きなだけ食べればいいさ。その分働いてくれるし。」


「ただ言っておく。お前の金銭感覚は狂ってるからな。」


道中服で金貨500、昼食に金貨30を躊躇いもなく使った事に言っている。


「そんなもんかね?。正直あっても困るだけなんだよ。だったら店に流してやる方がいいだろ?。」


「それもそうだが・・・。俺でも武器を新しいの作った時ですら金貨400枚だっただがな・・・。防御力が無いオシャレな服に500枚ってのはな正直正気の沙汰じゃない・・・。ナサリーでも1着金貨10枚前後だからなその倍以上してる計算だからな。」


「まぁいいじゃないか。俺はこの服満足してるんだから。ほら触ってみ。軽くて柔くそれでかっこよく更に可愛いとまできた。面白いよな。」


「似合ってる。これ着こなせるの本当に少年や青年ぐらいの大きさで若者向けってのは分かった・・・。」


「まぁ俺の身長って一般男性より低いからな。163ぐらいしかないし。」


「だよな・・・。傍からみたらこれ親子に見えるよな・・・。」


ガンガオは身長が2mは超えている。

体格も筋肉でがっちりしていてタンクトップに半ズボンである。


ゼラは少年~青年の外見に顔も童顔。


時折あの子ギルマスの子?等と聞こえてくる。


「まぁあまり気にするな。ハゲるぞ。」


「まだハゲるような年じゃないぞ。」


「でもそうだなぁ~。でも実年齢23なんだよな俺。」


「はぁ!?。嘘だろ!?。」


「嘘じゃないんです。神眼でいくら確認しても23って書いてありました。はい。」


「俺と5つしか変わらない・・・。」


物凄く落ち込むガンガオ。


「そんなに落ち込むな。そんな図体で。視線集まってるぞ。」


「っは!!。急ぐぞ!!。」


と駆け足で進むガンガオに付いて行く。

シス達もゼラから離れないように食べながら付いて行く。


そしてとある店にたどり着く。

見た目は小さめの木造の店だが看板には不動産販売店と看板に書いてあった。


「邪魔するぞ。」


ガンガオに続きゼラ達も中に入る。

中は清潔にされていて明るい店内。

その奥にカウンターにか弱そうな男が座っている。


「ガンガオか。で後ろにいるのが昨日言ってたザラ?。」


「ゼラだ。」


と訂正するガンガオ。


「でこいつはローローン。この街の家は全部仕切ってる凄い奴だ。」


「すまない。名前を覚えるのが苦手でね。でお探しの物件の条件は?。」


「そうだな。大きめで6人ぐらい暮らせる家で作業場も欲しいな。あとキッチンと風呂。」


「かなりの金額になるね。・・・。これはどうだろうか?。」


と渡してきた。

大きさは一階が入口が小さめの庭で20畳のLDKにトイレと10畳の風呂場に10畳の作業場、二階が6畳の個室が6つベランダにトイレが一つの物件。


「条件は悪くないな。今すぐ見れる?。」


「ああ。構わないよ。じゃ行こうか。」


と言って後ろにあった引き出しから鍵を取り出しその物件へと行くことになった。


場所はギルドを更に南に降りた先で最近出来た物件だが元の持ち主が既に亡くなり買取手がいなくなったとのこと。


「まぁお気の毒だと思ったよ。建てて1日も暮らさず亡くなったもんだからね。」


「まさかこれが無人だったとはな・・・。」


「豪邸だなこりゃ。」


ガンガオは建ったのは知っていてまさか無人だと思わなかったらしい。

ゼラは目を輝かせて家を見ている。


「では中にどうぞ。」


と門を開け庭を抜け中に入る。

新築同然の内装にゼラは、


「これいくらなん?。」


「金額は金貨600枚。」


「う~ん。シス。どう・・・ってもう中に入っていったみたいだな。」


後ろにいたはずの3人が見当たらない。


「嬢ちゃん達なら速攻で二階に上がっていったぞ。」


「若いのにこんな美人3人連れてるなんてな・・・。」


「っはっは。男の嫉妬は醜いぞローローン。お前も早く見つけたほうがいいぞ。」


「嫁が二人居るからって調子に乗りやがって・・・。まぁいい。で買うかい?。」


「俺のカードの中はもう金貨100程度しかないからな。買うならシスのカードから払わないと。」


「そういや半分半分にして入れたんだったな。」


「まぁ言ってもらってないけどな。」


「すまない。」


「とりあえずシスに相談してくる。暫く待っててくれ。」


と二階へ向かうゼラ。


「彼奴買うつもりか?。あの若さで買える金額じゃないぞ・・・。」


「あ~。ゼラはしょっぱなの任務で大儲けしてるんだ。しかもまだ余裕があるってのが現状だ。」


「ドラゴンでも狩ったか?。」


「想像に任せる。」


「なるほど。察した。」


「理解が良くて助かるよ。」



二階は階段を上がったあと左に扉がずらっと並んでいた。

階段から一番手前にトイレがありその後は全て部屋で奥からベランダに出られる。

三人がそれぞれ別の部屋から出てきてゼラに駆け寄り、


「マスターは真ん中。私がその手前で奥二つがアウラとスィーナって事になった。」


「これが一番安全で警戒もできますからね。」


「中の寝床ふかふかだったよ。」


「ここでいいのか?。」


三人は頷く。


「分かった。支払いはシスのカードでやるからついて来てくれ。」


「ん。」


と1階に降りローローンに買うとシスが伝えカードを渡す。


「あいよ。」


と青い石を取り出しカードに翳す。

カードと石が光り光が消えた後カードを返してくれる。


「まじで払えるんだな・・・。」


と驚きつつも鍵をシスに渡す。


「ん。もらった。」


ゼラに鍵を渡す。


「じゃありがたく使わしてもらうがここベットと机と椅子以外家具ないな。」


「そりゃな。家具が欲しかったらこの街のミストリン工房に行くといい。あそこで揃う。場所はギルドを北に進んで突き当たりを右に行った先にある。」


「ほう。今度行ってみるか。今日はもう夕方だし明日にでも行くか。」


「そうか。じゃ私はこの辺で。」


ローローンは自分の店へと戻った。


「じゃ帰るわ。」


「ああ。まぁ今度また遊びに来てもいいぞ。」


「そうさせてもらう。」


とガンガオもギルドへと戻る。


「さて探索しようか。」


「「「はい!!。」」」


三人を連れリビング、作業場を確認し最後にキッチンを確認する。

三人はリビングの椅子に座りゼラの方を見ている。


「お。これ冷蔵庫だな。かなり冷えるな。魔力で動かしているみたいだな。こっちはコンロも魔力で動くのか・・・。魔力って便利だな。」


っとキッチンの機能を一通り調べた。

結果現代とさほど変わらないと分かった。

他にゴミ捨て場所には地下に続いているようで真っ暗の底無し。

シンクも金属でできていて調べたところステンレスに近い混合金属でしっかりしているし洗い物もしやすい。


「こりゃいい物件買ったな。とりあえず今日は俺が晩ご飯作ろうか。」


と言った途端三人が極端に反応しガタッという音がする。


「とりあえず買い物と受け取りに行こうか。」


最初にギルドに行き奥へと案内されナサリーがドラゴンの肉を30kg程渡してくれた。

その後は街でパンと野菜に海産物の干した物などの他に塩、故障、砂糖など様々な調味料や香辛料を購入しフライパンや鍋に包丁も購入。

また金貨が50枚程ぶっ飛んだがゼラはあまり気にしていない。


家に帰った後はゼラが買った調味料を一つ一つ味を確認すると醤油もどきがあったのでドラゴンすき焼きをする事に決めた。

出汁には昆布ぽい物と煮干ぽい味がした小魚の干物を使った。


三人にかなり評判が良かったがゼラは生卵が無いのと白米がないので少しもどかしかった。



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