ちゃぷたーⅦ 幼女、恐怖する R-15注意
注意
このお話は表現をぼかしてはいますが、道徳的にR-15の内容となっております。
そういったものが苦手だという方はバックしてお戻りください。
大丈夫という方はスクロールどうぞ。
お風呂から上がったあと、セシルさんが言っていた通り、洗面台には必要備品が全て用意されていた。
まださっきのことが恥ずかしくて恥ずかしくて、ワンくんにもセシルさんにも合わせる顔がない。そしてわたしはいつまでたっても洗面所から出て行くことが出来ずに、どうしようどうしようとずっと留まっていた。
すると、突然洗面所のドアが勢いよく開かれた。予想していなかった出来事だったので、心臓がばくんばくんとなり、驚きの声もあげることすらできず、ドアを開けた人物を見て口をぱくぱくとさせてしまった。
「あ。良かった。いつまでたっても出てこないから、溺れてるのかなと思っちゃったよ」
「……せっせしるさん。あ、あの…うっ」
わたしはどうしても恥ずかしくて堪らなくて、優しく笑っているセシルさんに背中を向けてしまった。ごめんなさいごめんなさい。でもどうしても今は、もうちょっとだけひとりにしてほしかった。
暗にそれをアピールしていたんだけど、いつまでたってもセシルさんが出て行く気配は無く、それどころか、わたしは後ろからセシルさんにすっぽりと抱え込まれてしまった。
まだ乾ききっていないわたしの髪をゆっくりとセシルさんは撫でて、そのまま頭にちゅっと音を立てて……―――っへ、へあ!? 今までセシルさんとじゃれ合ってほっぺにちゅーだとかはされたことはあったけど、あの雰囲気とは訳がちがう。これでは、まるで、まるで…―――
「せ、セシルさん!? な、なにを」
「女になったんだね。真綾ちゃん」
後ろから抱き込まれて、耳に触れるか触れないかの距離でささやいてくる声はわたしの知ってるセシルさんの声じゃない。
そのままよりぎゅっと抱き込まれて、セシルさんの右腕がわたしのお腹の下辺りをゆっくり、ゆっくりと撫でた。わたしは体が固まってしまって動けない。
だれ? わたしの後ろに居るひとは誰なの。目の前の鏡で確認しようと、わたしがおそるおそる顔を上げると、わたしを抱き締めるセシルさんと目が合った。
そして、鏡の中の彼は言った。
「これで赤ちゃん産めるね?」




