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瑞稀は、自分の妊娠が島の人々に知られてしまうことを恐れていた。
誰もが注目し、疑念や恐怖が渦巻くこの場所で、自分の身を守ることが最優先だった。
まだ妊娠に気づかれる前、瑞稀はひそかに島を離れる決意を固めた。
そして白石に連絡を取った。
「真理子さん、私、島を出ます。あなたに会って、助けを求めたい」
白石は驚きながらも、迷わず応じた。
「わかった。どこにいるの?すぐに迎えに行く」
瑞稀は指定した場所で白石と合流し、安全な場所で診察を受けることになった。
白石は瑞稀の体調を詳しく調べ、今後のケアと調査に向けて準備を始めた。
島を離れたことで、瑞稀は少しだけ安堵したが、未知の未来に対する不安は消えなかった。
だが、二人で力を合わせ、この難題に立ち向かう決意を新たにするのだった。




