ep.58 ハッピーリタイヤ
いえす! いえす! いえーーーーす♪
わはは~♪
人生を楽しむッッ~~~~♪ 人生を楽しむッッ~~~♪
えんじょーい らいふッッ~~~♪
Enjoy lifeッッッ♪ Enjoy lifeッッッ♪
いえーーーい!
あっ、冒険者の掲示板がある。観てみよう~。
最近、大食いにはまってます。
ローデルムで大食いの店、誰か知りませんか?
あと、大食い仲間も募集してます。一緒にたらふく食おう。
中級冒険者 大食いのクラベア
冒険者楽しんでるな~。
おっ。掲示板いろいろ書きこみがあるなあ。観てみよう~。
――――
冒険者の掲示板 自由に書いてください。3日で消します。チョークは設置してあります。
> 大食いいよな?
> そりゃ、やっぱり大食いでしょう。
> 冒険者ってなにが楽しみかって言ったら、危険な冒険を終えた後の王食いやな。
> なんつーか、やっぱり麺だと思うね。
> 麺はいい。大食いの麺はたまらないね。
> やっぱり、じろさんやろなぁ。
> じろさんはいいなぁ。麺の大食いの店だね~。
> 多量に麺があって、女だと食べきれない。じろさん。
> でも、うまいから、食べちゃう。
> 太るとわかってても、大食いはやめられないねぇ。
> 王様。私に10憶ギルをください。戦争を止める手を考えました。戦争を指揮する司令官の近くには、必ず、現場処理を行うブレインがいます。そのものは、高い地位でもなく、金で動かしやすいです。その上で、あまり注目されていない状態で、そのものに干渉を掛けた上で、戦争を止める手立てをそのものに考えさせて、地位を約束します。現場処理をしているブレインは、とくに戦争において、なにが、戦争を起こす原因か、わかりやすく情報を持っていたりします。そのブレインを金で動かしてください。コストパフォーマンスが低い状態で戦争を確実に止められます。【マイ質問】ビッグ・ドワーフ合衆国のブレイン名簿リストはどうなっているか?
> ↑↑↑長文やめえや。
> メシじゃ。メシ。
> 麺以外の大食いって言ったら、なにかな?
> おくりびとの世界には「すし」というのがあるらしい。
> すし?
> ああ。小さく麦をかためて、その上に魚等を置いて、酢飯で食べるそうだ。
> 魚っていうと?
> まあ、マグロとか、海老とか。タマゴもあるらしい。
> ごくり
> ごくり
> 寿司くいてえなぁああああ。
> いや、やっぱり大食いと言ったら、肉じゃろ?
> にくにく、いっぱい食うだす。
> 麺くうだす。
> 初級冒険者駅伝大会やりませんか?
> 駅伝ってなに?
> マラソンをリレーでするスポーツです。
> ギルドの受付嬢とエッチした。
なぜか、祭りの日に偶然会って、盛り上がって。そのままホテルに。俺、ブサイクなのに。1度だけだけど楽しかった。
> ↑↑↑詳しく
> むふふ。美人の受付嬢とだけ言っておく。
> うおおおおおおおおお。どの受付嬢だ。
> お、お、おれもエッチできるか?
> いや、マジで? 一度だけでも受付嬢としてええ。
> ↑↑↑男ども変態。今はマラソンの話だろ?
> マラソンというか、駅伝だな。
> はい。具体的には、10人1チームで、マラソンブロスと対戦します。
> 勝てばみんなに饅頭くれますから、その饅頭を全員で分け合います。
> マラソンブロスってさわやかなモンスターだよな?
> なんだろ? あのさわやかさ。朝に合うときつい。
> ↑↑↑お前、よっぱらい過ぎ。
> ここでチーム募集します。人数が集まれば集まるほど饅頭が出てくる確率が上がるので、よろしくお願いします!!!
> うーーーん。走るのはちょっと。わしは大食いやな。
> 大食い大会とかできないか?
> でも、金がのう。
> オークを中級で狩ってってさ。多量に狩って、みんなで食うんだ。
> しかしなあ。オークは稼げるし。
> たまにはいいじゃないか。稼ぎを忘れてさ。
> 肉祭りだろ? 肉祭り。
> うーーん。それじゃあ、秋口くらいにやろかいな?
> 秋か? なぜ?
> 秋は企業も色々金使うときだから、冒険者もけっこう潤うやろ?
> 確かに。
> 冬場だとちょっときついな。
> じゃあ、秋に大食い大会な。オークの。
おっ、秋に冒険者の大食い大会があるのか?
なにか大食いを見てると幸せな気分になるよね?
いいなあ。僕はそれほど量は食べられないけど、
大食いしたくなるよね~。
麺がやっぱり、いいかなぁ~。
それから、冒険者の駅伝大会かあ。
戦うばっかりじゃなくて、こういうのも楽しいよね?
たまには。
おっとっと。それより、僕のことだよね?
なんと僕はサラリーマンすべての夢、一代決意をしたのだ!
ギルドで僕はギルド長に突然話したんだよっ。
「はいはい! はいはい! ギルド長。突然ですが、僕、ハッピーリタイヤしたいと思いまぁーーーす」
「げ、げげげ。おま、まじかよ?」
「そうですよ。僕、いっぱい働いたし、いっぱい儲けたし、これ以上、働く必要ありませんよね? ね? ね? そうでしょ。ギルド長」
「わははは。そりゃそうだ。いいぜ~。男は仕事なんざテキトーだ。あー、やめちまえ。やめちまえ。仕事なんて。まあ、きらくに行こうぜぇーーーーっ」
イエイ。楽しくなって来た~。
僕はうれしくて、カクカクいった。リズムよく震えながらリズムよくカクカクいったんだ~。
カクカク~♪ カクカク~♪
いろいろあったんだけど、80億を手にいれた状態で、もはや、僕は働く意味はないと思ったんだゾ。
だから、基本的には、商品の卸しを朝方やるだけで、後はずっと悠々自適にのんびーり、生きて行こうと思うッッ☆彡
うしし! うしし!
「よっしゃーーッ! それじゃあ、お前のハッピーリタイヤの契機に景気よく飲みに行っか? おめえのおごりでよっ。いいだろ? 伊佐木。金稼いでるンだからよお~っ」
「お任せあれぇーーー。よろこんでーーーーー♪」
カクカク~♪
ギルド長にバンバン肩を叩かれて、それから、僕はギルド長と串揚げ屋に飲みに行った。
異世界には串揚げ屋はちゃんとある。串揚げはアツアツの串揚げをあぶらで、じゅーーーって、揚げて、基本的には、どこの世界でも共通で、うまい~☆彡
「大将。俺、肉揚げと、ネギマ揚げ。それから鳥皮揚げをくれやっ。あと、酒な」
「あっ、僕はネギマ揚げで。後、僕もお酒を」
注文したら、大将がつぎつぎに、串揚げを揚げてくれた。
ネギあぶらたらたら。小麦揚げ肉じんわり~。
じゅーじゅー
じゅーじゅー
うはは。すごい、あっつあっつで、うまいっ☆彡
うはは。勝利の最高だあ! やっぱり串揚げって、勝利の味だ~★
ネギあぶらたらたら。小麦揚げ肉じんわり~♪
じゅーじゅー
じゅーじゅー
ポタポタと鳥のアブラが落ちるいい匂いを嗅ぎながら、僕とギルド長はお酒をかわす☆彡
「おらーーーっ、お前の明るい未来に向かってぇーーー、かんぱーーいっ」
「あははは。かんぱ~い~♪」
男同士で飲むお酒はなんだかやたらとうまくて、そこから、揚がった串揚げをほくほく食べると、格別な味がする~。
うぅ・・・染みるぜ。僕は、つ、ついに、男としてやったんだ!!!!
今日のお酒は、勝利者の味~。
これだ! これを僕はずっと味わいたかったッッ☆彡
今は感無量だ。そして、ふふふふ。これから、僕ののんびーり通販生活がはじまるゾ。




