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第3章の次に 試験官控え室

 寮での一晩、お疲れ様でした。

 食事準備とか、当たり前のように動いてくれる子ばっかりだったね。

 料理なんてやりたくないって寮生、現実には多いよね。


 それにしても、大浴場とか添い寝とか、あの質問、シナリオ通りだけど、なんなんですかね。

 昔、ホームシックになったと言って、試験官の在校生に、添い寝して欲しいって甘えてきた受験生がいたらしい。

 それってほんとにホームシックなの?

 寮が個室じゃなかった時代は、本当に大浴場を使わないといけなかったみたいね。そこでの振る舞いも試験、みたいな。

 それってハードルが高そう。


 あたしが担当した子、うなされた怖い夢に実体験があったみたいで、話は聞いてあげたんだけど、反応のしようもなくって。

 言葉だけの同情はしないほうがいいよ。あたしたちにはわからない感情だよ。

 トランスの子って、悩みがあっても、女子校ってことで、学校には相談しにくいみたい。

 昔も、ちょっと、言いにくいできごとがあって、先生たちも反省したんだけど、まだ完璧とは言えない。


 本当に添い寝をお願いされたら、本当に先生が担当するんですか?

 不安になる子がいたら、男女関係ないです。仮に、いかがわしい動きがあったら、すぐに気付きますから、問題ないです。それとは別に、精神的に未熟すぎる子は、さすがに入学基準として、ね。


 あの4人部屋も、この試験だけのために残してるのね。普段は物置だし。

 シャワーと洗面所は後付けでしょ。



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