表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬上家と愉快なオトモタチ  作者: 黛ちまた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/19

心に決めたこと

 一連の事件が解決して、日常が戻って来た。

 そう、あんな大きな事件が起きたのに、当事者以外にとってはひと月もすれば遠い出来事。半分当事者のオレ達も、もう関わることはない。児玉さんや春樹兄達警察と、被害者の家族にとってはこれから長い戦いが続いていくんだろうけど。救い、ないよなぁ……。


「なぁ、ハクジ」

『なんだ』

「オレ、今生が現世で過ごせる最後なんだよな?」

『そうだ』


 日常が戻って、オレはいつものように悪霊とか地縛霊に襲われてる。

 レラちゃんは神成りを果たしたのもあってか、ちっこいオジなら余裕で倒せるようになって、着実に経験値を貯めていってる。戦闘バトル好きというより、昴を守れるのが嬉しいんじゃないかな。


 あんな目に遭いながら、団体の奴等を憎むことも、自分を捨てた親を恨むことなく、生贄になった子供達を助けようとしたレラちゃん。そんなレラちゃんを見て、児玉さんや春樹兄の努力を知って、このままでいたくないって思うようになった。

 

「……オレ、頑張ろうと思う。って言っても、オレはただの電池で、ハクジ頼りなんだけどさ」

『構わぬ』

「ありがとな、ハクジ」


 ハクジに抱きついて、顔をぐりぐりしてからあることに気付く。


「なぁ、オレ、死後は神さまになるんだろ? ハクジと一緒にいられるんだよな?」


 ただの電池が神さまになるの、どうかと思うんだけどさ。


『そうだ。そなたは常世の中つ国にて新たな神となり、我と同じ犬上家の氏神になる』


 犬上家の氏神になれるのかー。神さまになるって聞かされてちょっとビビったけど、犬上家の氏神と聞いてホッとした。それに嬉しい。


「これからはさ、もうちょっと悪い奴を倒していきたいなって思うんだ」

『殊勝な心掛けだ。まぁ、そなたはいつもそうなのだがな』

「前世もそうだったってこと?」

『そうだ。そなたは変わらずに人のために動く。そうでなければ神成りなどできぬ』


 ハクジが倒してくれてるから出来てることだと思うけど、歴代のオレがやってきたことが無駄じゃないと知れるのは嬉しい。




 翌日、これからはもっと穢れを祓う活動に勤しもうと思うと昴とルカに伝えた。


『レラも! レラも行く!』


 絶賛神さまレベ上げ中のレラちゃんとしては、最強の犬神ハクジに同行して、安心安全にレベ上げしたいよね。いいと思います。


「アンタとハクジが穢れを祓ってくれると私も依頼が減って助かるわ」


 前みたいに他の神さまから頼まれたりしてんのかな。オレの知らないところでルカも護法童子として頑張ってんだなぁ。


「とても立派な決意だけど、まずは校内とか商店街から始めたほうがいいと思うよ」


 出鼻を挫くような昴の発言。


『そうであろうな』

「そうね」

『悠里くん、ビビり』


 皆して酷い!

 でもそこからでいいんだと思ってちょっと安心した!


「そうする」

「学校に集まるのを祓うだけでも結構効果的だと思う」

「毎日ハクジが消し炭にしてるのにいなくならないもんなぁ」

「そうそう」


 霊は人が多くいる場所に集まる。更に集めちゃうオレがいることで、霊マシマシになってるもんね。オジの融合体も途切れることなく現れてはハクジに滅殺されてる。


『レラもオジ倒せるようになるー!』


 レラちゃんの気合いにルカの神使 ピヨちゃんが呼応して、くるくる回る。可愛い!

 ピヨちゃんはまだちっこいオジに手こずってるもんね、頑張れ!


「ところでアンタ達、ちょっと太ったんじゃないの?」


 ぎくり。

 ルカの指摘が刺さる。


「電池として食べていたらばですね……」

「……そうそう」


 身体、鍛えないと駄目そう……。


ここで完結にしようかと思ったのですが、せっかくレラちゃんが頑張ったので、もう少し続きを書きたいと思います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
電池としてカロリーを消費するからむしろ痩せると思っていたのに…ふとる…だと…!!? 悠里くんも昴くんも、筋トレと有酸素運動頑張らなければなりませんねぇ!!!! おそらく一生涯で一番カロリー消費の多い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ