先生
教室が騒めき始めた。 天下の美人七皇が、 同じ教室にいるのはよくあるのだが(伸が原因)鏡花さんは、 始めてここに来たからだ。
ちなみにこんな話が飛び交っている。
男子A「もしかして俺を迎えに来たのでは?」
男子B「ないない。 俺だって」
女子A、B「ねぇ、 鏡花さんの家って探偵の家系だし、 現代のシャーロックと言われるほどなんでしょ? なら調査のためにここに来たかもしれないよ?」
予想は当たっている。そしてクラスの男子達が察した。
『『『『このままでは伸の毒牙にかかってしまう!!!』』』』
瞬間、 集まる視線。 歩いてくる鏡花さん。 どこからか分からないが、 壁を乗り越え伝わる殺気。
うんっ! 逃げて良いかな? 二回目だけどまだホームルーム中だよ?
そこに海を両断したような声が入る。
「鏡花さん。 痴話喧嘩なら外でやりなさい? 捻り潰すよー」
恐ろしい言葉をつぶやきながら声をかけて来るのは先生。 女性の先生で、 名を愛川 哀という、 そしてなぜか美人七皇に先生なのに数えられている。
……怒っているな、 出来るならば離脱(という名のサボり)をしたい。
「あぁーいいっスよ? 先輩? 後で……」
「よくわからんからいいよ!!!」
「それじゃあ、 後でね!?」
その時俺は確認する時間もなかったが、 鏡花さんは机から髪の毛を盗み、 それを舌に這わせた。 そして先生に至っては、 机の下で下腹部を弄っていた。
眠いので短いのと、 内容が甘くなっていると思います。
申し訳ございません。