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公爵令嬢は我が道を行く  作者: 月圭
第四章 子供の領分
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4/+ 第四章:主な登場人物まとめ


☆シャーロット・ランスリー(変態を駆逐する十二歳)

 変態遭遇率が上昇している公爵令嬢。学院に入りその能力をいかんなく発揮し始めたが、後先考えない最古の『魔』が最近面倒臭い。そして自分の前世も何かちらほら不穏な空気を醸し出している今日この頃。しかし全てをいったんわきにおいておける切り替えの早さと己の欲望に忠実な十二歳。


☆エルシオ・ランスリー(かつて資質故に鬼畜行為の餌食となった十二歳)

 学院に入学してまさかの最古の『魔』とかいう常識劣等生に遭遇した比較的常識人な公爵家跡取り。過去のトラウマはなかなか吹っ切れるものではないが、日々シャロンという規格外に振り回されて着々と精神力を強固に成長している将来有望な十二歳。


☆ジルファイス・メイソード(恋する十三歳)

 規格外な美少女に恋をしてしまったことに愕然とするという体験をした第二王子。時折常識劣等性な最古の『魔』と一緒くたにされて『一般知識』を説かれる立場にあることに納得がいかない。自分はあんな崩壊した感性はしていないと主張する。対最古の『魔』の態度が雑になってきたがそれでちょうどいいんだと悟りを開いた十三歳。


☆ラルファイス・メイソード(癒しが欲しい十四歳)

 野性的な美貌の王太子。数年前何かが起こってブラコンに振り切った。家族と婚約者を愛する比較的常識人。ただし王子としては有能だがプライベートには天然が随所に煌めくマイペースお兄ちゃん。


☆イリーナ・ロメルンテ(天然が光る公爵令嬢十三歳)

 ふわふわしているがゆえに何事にも動じない胆力を持った公爵令嬢。王太子の婚約者。同い年のはずのジルをこれでもかと可愛がっている。エイヴァの存在はそこそこかかわりがあるのでふんわり認識しているが特に気にしていない。


☆エイヴァ(童心に返りすぎる若作り)

 孤児院の子供と打ち解けすぎている最古の『魔』。シャロンにプライドを根こそぎ刈り取られたので現在とても寛容。むしろ粗雑な扱いの方が何だか仲良くなれた気がする。変態を有害だと認識しているものの最近『物事を深く考えてみる』という行為を習得し始めた。


☆アドルフ・ランスリー(故・ランスリー公爵)

 ここに来てようやく名前の出てきたシャロンの実父。戦争の英雄で『紫の瞳の鬼』と呼ばれた魔術戦闘の鬼才。そして未だ社交界で囁かれる美男子。しかしその実妻に頭の上がらないヘタレだったことは秘密にしているが割と知られている。


☆ルイーズ・ランスリー(故・ランスリー公爵夫人)

 やっと名前の出てきたシャロンの実母。色彩以外はシャロンの生き写しといわれる美女。戦争の英雄を支えた内助の功と思いきや結構わりとやらかしていて伝説があちこちに残っている。


☆シスター(女傑)

 微笑む聖母のような顔をしてランスリー家に付き合うことの出来る精神の強さを持っている女傑。怒らせてはいけない女性。彼女から笑顔が消えたときが最後である。


☆エメ(ゴリラ愛)

 水と風に適性を持つ六歳児。魔術を駆使して氷でつくられたゴリラの人形を常に抱きしめている。そして戦闘時にはゴリラの氷人形を操る。ゴリラ人形が傷つくとギャン泣きするので愛は深いが偏っている幼女。


☆リク(適応力が秀逸)

 変態に襲われた妹を助けようとした漢気ある八歳児。臨機応変で空気の読める少年であり時にボケの飽和する周囲に冷静に突っ込みを入れる。エルと気が合う苦労人気質。しかし妹には甘いので、ゴリラが傷つくのが嫌ならばそれで戦わなければいいのではと指摘できていない軽度のシスコン。


☆ルフ(限定マゾ)

 内心と表面の乖離が激しい『影』の一人。『影』従事者。基本的にクールな知的美女。しかし心の中ではシャロンの言動と妄想に悶えフィーバーしている。そんな本性は周囲にはほぼばれていないが、時折うっかりポロリと零すのでよく行動を共にするマンダ・ディーネ・ノーミー・メリィ、そしてシャロンにはバレている。風の魔術使い。


☆マンダ(個性的な常識人)

 言葉遣いが矯正できないしする気もない『影』の一人。言動は粗雑だが多分『影』四名の中では一番常識的。そのせいで弄られおちょくられて大体怒鳴り返している。瞳孔は常に開いているのはもしかしたら周囲のせい。マジ切れしたらすっとんと無表情になるタイプ。普段は下女。火の魔術使い。


☆ディーネ(サド)

 双子の姉。商会の料理部門に属し甘味の開発にも携わる。パティシエで『影』の一人。ただし本人は辛党。なのに甘味以外を作るとどういうわけか正体不明の物体しかでき上らないので悔し涙で枕を濡らしたことは数えきれない。時々ブレーキが壊れるサド。水の魔術使い。


☆ノーミー(効率主義)

 双子の妹。商会の料理部門に属し料理開発にも携わるシェフで『影』の一人。本人は甘党。なのにどういうわけか甘味を作ると正体不明の物体しかでき上らない。どういうことなんだと姉と首をかしげるが利害の一致で互いに好みの料理を作りあっている。割と顕著な面倒臭がり。土の魔術使い。


☆メリィ・レンドール(狂気を感じる)

 いつのまにか『影』筆頭に上り詰めていたシャロン専属侍女。日々の研鑽と貧乏子だくさんを地で行く男爵家出身の底力が変態師匠連をドン引きさせる勢いで実った結果が彼女。


☆アリィ・レンドール(狂気を感じる)

 いつの間にか『影』筆頭に上り詰めていたエル専属侍従。姉に引きずられる形で努力していたはずが深い愛が狂気と紙一重だった双璧の双子弟の方。


☆ディガ&ノーウィム(欲望に忠実)

 学院を狂乱の底に陥れた変態二人組。優秀な魔術師と騎士の卵を見て狂喜乱舞してハアハアと興奮している揺るぎない真正の変態。授業中にしか出没しないようにシャロンに叩き込まれた。話し合いという理性的で穏便な方法は意味をなさないので誰もがなかったことにした。本人たちは戦闘行為につきじかに筋肉と魔術に触れあえるので実は喜んでいる。生命力が高い。


☆学院教師&生徒(変態被害者)

 教師たちは半分ほど過去変態師匠連に実害を受けたことがあったりする。生徒と一緒にトラウマの再来と、それを瞬殺する救世主(シャロン)の存在に振り回されている。しかし最近は変態からいかに身を守るかという命題の元、生徒が一致団結して身分とか気にしなくなってきたので割と平和かもしれない。変態の存在以外は。


☆ヴァルキア帝国皇女(恋する乙女)

 ジルにファーストラブを撃ち落された夢見る純粋な乙女。シャロンの登場につき何かを狂わされたが本人は幸せそうである。


☆ヴァルキア貴族(脳筋)

 脳筋。エイヴァと同じでちょっと深く考える力が全体的に足りないお国柄。『鬼の子』の鬼畜ぶりを目の当たりにする日は近い。


☆某ジルをけなしたメイドと騎士(迂闊)

 幼児な第二王子に気づかずにぶっちゃけてしまったメイドと騎士。どこかで元気にやっているのかもしれないがその行方はしれない。


☆某捕まった小男(囮)

 悲鳴しか上げることの出来なかった幹部なのに小者臭漂う薬物売買組織所属者。次に目が覚めたら目の前にはサドが待っている。


☆某ルフを襲った細身の男(真打になれず)

 『影』たるルフをボロボロにするほどその戦闘能力の高かった男。その戦闘能力には秘密があるかもしれない。次に目が覚めたら目の前にはサドが待っている。


☆王太子付き騎士十名(頑張った)

 頑張ったのにランスリー家提供(ということになっている)結界の大活躍にお株を奪われた感のひどい忠実なる騎士たち。王太子殿下の信頼は厚い。


☆某薬物中毒襲撃者(名もなきやられ役)

 出てきてやられた、それが全て。エイヴァ曰く変態。シャロン協力の元治療が施される予定。


☆前世親友(だんだん出番が少なる今日この頃)

 大体毒しか吐いていないが彼女はシャロン前世の親友である。


☆刈宮鮮花(悪夢の主役)

 出番かと思ったらまたしても死に様だった。情報不足につき横に置いておかれた。





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