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公爵令嬢は我が道を行く  作者: 月圭
第三章 愛の化物
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3/+ 第三章:主な登場人物まとめ


☆シャーロット・ランスリー(十二歳)

 不毛の大地を作り上げた挙句後始末を王族に押つけた公爵令嬢。すっきり太古の『魔』に打ち勝ったしタロラード公爵にはいっぱい食わせた。『物語』を完膚なきまでに破壊できたので気分は上々。両親の事とかあまたの犠牲とかいろいろあるけど鋼の精神で我が道を突き進む体力は底なし。国王やら第二王子やらに心配されているほど弱っていないどころかしっかり腹黒鬼畜属性。全てを理解してやらかしているえげつない十二歳。ただし最近義弟と使用人のストーカー化が進んでいるような気がしてちょっと怖い。最後に何か真面目なことを考えていた風に見せていたが「まあ強いならいいや、このまま最恐を目指そう」という超軽いスタンス。シリアスぶったシリアルな楽観主義。


☆エルシオ・ランスリー(十一歳)

 最近シスコン化の一途をたどっているランスリー家次期当主。第二王子との邂逅ではシャロンを巡ったライバル心を燃やしていたはずが当のシャロンに仲良く始末されてちょっと心の距離が縮まった。勝手に行方不明になってしれっと帰宅している義姉に己の成長を見せつけたはいいものの、それに義姉がまんまと味を占めたことに気づいているので子泣き爺と化したヤンデレ三歩手前。


☆ジルファイス・メイソード(十三歳)

 シャロンの義弟と邂逅してひと悶着起こし、仲良く始末されてシュールな光景を作り出した第二王子。元宰相補佐兼教育係が遠くに行って生き生きといろいろ企んでいる。今回も裏で手を伸ばし情報網を広げていたが悉く黒服に阻止されてシャロンにかかわった周囲の能力が向上していく法則を見つけ出した。大分意味が分からないがとりあえずシャロンが関わるなと言うなら今の自分では実力不足と判断した自己分析のできる十三歳児。後始末を押し付けられたがタヌキスマイルを張り付けて学院に通いながら奔走している意外な苦労人。


☆アレクシオ・メイソード(国王)

 中年中年とシャロンに連呼されているが実はまだ三十代であるメイソード王国国主。周辺諸国には賢王と名高いがシャロン曰く割と肝心なところが抜けているし身内相手の評価がズレている。外面はイケオジだが内面はチンピラタヌキ。シャロンの同類でジルファイスの父だけあって腹は黒い。今回いろいろあって傷心中だしシャロンに後始末押し付けられるし散々だけど思ってたよりシャロンの貢献度が爆高だったものだから甘んじて激務に忙殺されている。


☆クラウシオ・タロラード(王弟公爵)

 愛妻のためにやらかした人。計画はとん挫し現在死刑囚。世間には病死扱いで発表される予定。愛は盲目を地で行きすぎた人。かつてランスリー家にもちょっかいを出していた模様。


☆アイシャ・タロラード(故・公爵夫人)

 愛され過ぎた亡きタロラード公爵の奥方。優しくふんわりした人柄だったが言うべき時はしっかりいう出来た女性。


☆アリス・メイソード(王妃)

 最強の王妃。旦那である所の国王に躊躇なく腹パンを決め、かと思えば旦那とその弟の話し合う時間を作るために宰相を欺く女傑。容赦なくジルをボコるシャロンをいたく気に入っている。そんな彼女はクラウシオのところから連れ戻された国王が宰相に盛大に叱られている最中にこにこ笑ってそれを見ていたし、腹パンかました後に国王を引き摺って篭った部屋の中で何があったのかは一切語られない秘密。


☆エイヴァ(拗らせすぎたボッチ)

 考えることを放棄した最古の『魔』。知識はあるけど理解はできない頭のいい馬鹿。現在シャロンが今後も相手をしてくれると知って浮かれ気味。ただし今後色んな意味で地獄を見るかもしれない。とりあえず完膚なきまでボコられた体を療養中。


☆マーク・ビオルト(左遷済み)

 元宰相補佐兼教育係。現警邏隊責任者。有能だが人格に問題があって信頼はされていない侯爵家当主。平民集団の警邏隊で集まらない書類やら書類不備やらに日々のどをからして怒鳴っている。王族の傍に戻りたいが戻れない。


☆自称神(紅茶置き場)

 久しぶりに出てきた人外。三年かかってようやく滑り込んだのにシャロンにぼろくそ言われて泣きそうだったが出禁を喰らって泣いた。今回も本題に辿り着けなかったため「おいふざけんな入れろ」と息巻いていたがあまりに黙殺され続けて「入れてください、本当に話があるんです、一分でいいんです」と低姿勢にシフトするまでそんなにかからない。


☆ランスリー公爵家使用人一同(ストーカー予備軍)

 シャロンがふらっといなくなっても焦らない程度にシャロンを理解しているし有能。しかしやっぱりシャロンが大好きなので勝手に置いて行かないでほしいと涙目。帰ってきて嬉しいがもう二度と逃げられないように訓練中。


☆シャロンの影(黒服)

 シャロン直属諜報部隊。エル誘拐事件でも活躍したハイスペック隠密。


☆ランスリー公爵夫妻(故人)

 シャロンの実親。流行病でなくなったとされていたがその死には何か裏があるらしい。美男美女をこれでもかと体現しそのいいとこしかとらない娘を生み出した張本人たち。


☆前世親友(出番少なかった)

 相変わらずの毒舌しか吐かないが彼女はきちんと友愛を持っているとシャロンは理解している。


☆刈宮鮮花(シャロン前世)

 やっと出てきたシャロンの前世。『シャロンにとっては普通』の人生を送ったがその能力はハイスペックだったと自己評価している。前世親友の毒に塗れた正当な評価からとりあえず『世間一般から見て』あんまり普通じゃなかったOL。


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