9/22
#9 仲間から思考へと
ラウルちゃん。年齢は10歳。黒髪をなびかせながら笑顔でこちらを見てくる。
「かわいい...ですか?」
「うん。可愛いよ。」
「やったー!」
嬉しがるラウルちゃん。実際の話、本当に可愛い。どうしてリアルとこんなに違うんだろうか。
「おにい...ちゃん?」
ラウルちゃんがそう呼ぶ。呼ばれたことは無かったのだが。
「だいすきー!!!」
ラウルちゃんはそう言って俺に抱きつく。シルフィはそっぽを向いた。
「シルフィも可愛いよ。」
ダメ元で言ってみたが可愛いのは事実だ。
「本当!?」
意外とちょろかった。
「んでシルフィ。次はどうするんだ?」
「そうね。そう言えばラウルちゃんをパーティに加えてなかったね。」
確かに言われてみればそうだった。早速三人で手を繋いだ。これでパーティは三人だ。
「着々と仲間は増えてきたな。」
「そうだね。」
しかし三人とも次に何をするか悩み続けていた。
「どうしようか...」
「あぁ...」
この悩みは実に何十分以上も続いていた。




