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彼女の瞳にとらわれて…。
前回のつづきです。
「本気で言っているのか…?」「本気です。」彼は彼女が何を言っているのか、今彼女が何をしたのか信じられずドギマギとしていた。「オ…オレは……!オレには……!」スッと笹山くんの唇に人差し指を当てる。「しっ。それ以上は言わないで。」驚いて彼女の顔をじっと見る。「わかってますから。大切なものがあることくらい。」「それなら…。」「でもね。…奪ってみたくなったんです…。あなたを。」宝石の様な瞳で彼を見つめる。彼はそれにとらわれてしまって動けない。「すぐにどうこうとは言いません。また…ここで逢ってくれますか?」「……。」「答えは?」「うっ!は…はい…。」彼は誘惑に負けてしまった。「ん。よろしい。」にこにこと笑う夢花。まるで欲しがっていたおもちゃを買い与えられた子供の様に喜ぶ。それからというもの、笹山くんは毎日の様に彼女に逢いに図書室へ向かうようになった。愛していた家族のことを忘れて……。
これから笹山くんはどうするのかどうなるのか。周りのファミリーを巻き込んで大騒動となるか…。お楽しみに…。




