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名前は大切なんにゃよ。

数年ぶりに続きを書きました。間が空いてすみません。

「まさか、アンタが母親になるなんてね・・・。」夏菜は気だるげに鈴良の産んだ3人の子供の顔を見る。「名前はもう決めたの?」夏菜が聞く。鈴良は少し微笑みながら続ける。「うん。女の子2人は千春、千夏、男の子は千秋だにゃん。」「そう・・・。」暫く沈黙した後夏菜は軽く違和感を感じ鈴良に問いかけた。「それささかま君はどんな反応だったの?」「うん。それが大変だったにゃん。はじめにあの人、子供達にヘンテコリンな名前つけそうになって・・・。」それを思い返す鈴良。「エリザベスとキャサリン、ヘンリーなんてどうだ?」「何人やねん・・・。」夏菜は呆れていてどういうわけだか関西弁になってしまった。「そんな名前駄目に決まってるにゃんっ!!」「じゃあどうしよう・・・。」ささかま君はうなだれてしまう。「もう決めてあるにゃんよ。」「どんな名前だ?」目を閉じて静かに繰り出す。「千春、千夏、千秋にゃん。」暫くの沈黙の後口をあんぐりと開け、「あいつと名前が似かよってるやないかっ!!!なんでじゃあーーーーー!?ハッ!!まさかあの子達はほんとは俺の子じゃなくて実は真の父親はあいつだとかいうことかっ?!!」うろたえるささかま君。慌てる鈴良はこう続ける。「違うにゃんっ!!!今更何言ってるにゃんっ!!!父親は間違いなく貴方にゃん。貴方としかしてないにゃんっ!!!」「そんなハッキリと・・・。」思わずささかま君は赤面した。だがその後鈴良はこう続ける。「ただ、名前はどうしても千尋から取りたかったにゃん。」「なんでじゃあーーーーーッ!!!」ささかま君は泣き崩れた。「千尋はすずにとって特別だから・・・。」「わあ~ん!!!!」あんまりだと言わんばかりに泣きべそをかく。「それは酷い・・・。」夏菜は真顔で青ざめていた。その後数分後に夏菜はふと物思いに耽る。「子供・・・かぁ・・・。」脳裏には恋人の千尋の顔が浮かんでいた。

どうしても続きを書きたくて数年ぶりに書いております。頑張ってラストまで書き続けたいと思っています。

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