楽しかったね♪カレカノデート♪
前回からの続きです。
ばちーん!!!
彼女のビンタが炸裂した音がその場に響く。
「何考えてんのよ!!!このへんたーい!!」
うっすら涙目で彼に怒鳴る夏菜・・・。
「すみませんっ!!すみませんっ!!!」
土下座して謝る千尋少年・・・。
周りがざわざわしだしたので2人は恥ずかしさからその場を後にする。
「こんなけだものだったとは!!油断も隙も無い!!」
夏菜はそうぶつぶつとつぶやきながらも・・・。
(まあ・・・いいか・・・・・。)と心の中では許していた。
「すみませっ!!もうしませんっ!!だから許してください!!」
泣きながら懇願する彼は情けなくみっともなかった・・・。
半目になりながらため息をつき、「じゃあ・・・。」と
何かを指差した・・・。
「・・・?」
千尋はぽかんとする。
「あれ買ってきてくれたら許す。」
売られていたのはクレープだった。
・・・・・・・・。
少しの間が空いた・・・。
「ぷっ。夏菜さん可愛い・・・。」
「もう!!いいから買ってきて!!!
イチゴのやつ!!」
「はいはい~!!」
待っている間・・・。
夏菜は考えていた・・・。
さっきのキスについて。
そっと人差し指で唇に触れる。
「ばか・・・・・。」
「夏菜さーん!!」
「遅ーい!!しかもこれ!!
イチゴじゃないじゃない!!」
「あ!!間違えてバナナの方買っちゃいました!!すみません!!」
「まあいいわ。2人で食べましょ。」
「え・・・???2人で・・・?」
「よからぬ妄想してるでしょ・・・。」
夏菜はそう言いながらも遠慮なくバナナとアイスの部分をぱくっと食べた。
「残り食べたら?」
「ふぁわわわわわ!!!」
「みっともない声出さないの!!」
「次、どこ行く?また乗り物だと変なことされそうだから嫌よ?」
彼女は少し意地悪そうに無邪気に笑う。
「どこまででも・・・。」
ぼそっと呟く千尋・・・。
「え?」
聞こえなかったのか聞き返す夏菜。
「夏菜さんとならどこまででも・・・行きますよ。」
少し微笑みながら本気でそう彼女に伝える。
「ばっ!!!・・・・かじゃないっ!!!」
「あ!!どこ行くんですか!!」
「次はあれ買うの!!もう自分で買うわ!!」
お土産屋さんに向かう彼女たち・・・。
耳付きカチューシャを冗談でつけてみたり、
お土産物のお菓子を選んだり・・・・・。
風船まで買ってしまった2人・・・。
売り場のおばちゃんに「デート?」と聞かれ、
「違いますっ!!」と答えそうになる夏菜さんより早く
「そうです!!」と答える千尋・・・。
「ばっ!!・・・かじゃないのっ?!」とまた
照れて反撃する夏菜・・・。
2人のデートは終わりを迎える・・・。
「今日・・・。すごく楽しかった。」
「え!!!」
てっきり怒られるのかと思っていた千尋は驚く・・・。
「途中やましいことしたり、クレープの味間違えたり
ろくでもない彼氏だったけど・・・。」
「ろくでもないってそんな・・・。
・・・・・・。かれし・・・・・・???!!」
「ふんふーん♪」
「彼氏って・・・!!!夏菜さんっ!!!」
「暑苦しいから2度は言ってやんないっ!!」
「待ってくださいよー!!」
「また来ようね!!デート!!」
夏菜は嬉しそうな笑顔で、千尋は顔を紅潮させながら・・・。
2人のバカップルデートは終わる・・・・・。
少しずつ2人の距離は近づき、ラブラブになれればと思い、
こんなお話に。次はまた誰かのエピソードも綴りたいです。




