1-4 突然の訪問
「シャルロットお嬢様 大変です。
王太子殿下がおいでです。」
えっ えーーーーーーーーーーーー
ちょっと待って。
そんな 突然。
どうして??????
ベッドに寝ていていいの?
ドレスは?
化粧は?
髪形は?
いやいやいや。
そもそも会いたくな~い。
「あの。ちょっとお会いできる体調ではないので
よくなりましたらお伺いいたしますとお伝えしていただける?」
「そんな。ただのメイドには。それに・・・ 」
ガチャリ
?
「けがをして安静にしていることは分かっているんだから気にしなくていいよ。」
私が気にしますが?
それに、この王太子。
私の婚約者で後に断罪される人なのに、会いたくない。
もう逃げ出したい。
誰か助けて。
パニックになって、冷や汗が出てくる。
なんかまた頭痛がしてきた。
「まだ、具合が悪そうだね。
顔色も悪い。
王家の医者を手配しようか?」
「い、いえ、そんな、けっ、結構です。
ほ、本当にお構いなく。
おとなしくしていれば治りますので。
どうぞ。」
どうぞって、何よ?
焦ってまともに話せない。
怖すぎて目も合わすことができない。
暗に帰ってほしいと言ってみたが・・
このとき、じっと観察されているような視線を向けられている気がした。
「ーーー具合が悪いのに悪かったね。
また花も贈るよ。
お大事に。」
「本日は、いらしていただいたのに申し訳ありませんでした。」
バタン。
やっと扉が閉まった。
あ~~~~~~~~~~~
怖かったーーーーーーっ。
時間にしたら2,3分のはずなのに。
1時間くらいに感じたよ。
しかも、最後だけ元気に言っちゃったよ。
会話成り立ってた?
もう頭真っ白で、記憶もあやふや。
なんで来たの?
あっ。そうだよね。婚約者だものね。
いくら、私を嫌っていたとしても王族として不義理にしてはね。
それに、本当は王太子殿下に私が一目ぼれをしたんだよね。
娘に甘い父親にお願いしたことが功を奏したのか婚約者になったんだよね。
あれ?
そういえば、毎日お花を贈っていただいていたのに、お礼を言わなかった。
そもそも会いたくないって断ったの、聞かれた?
不敬罪?
ん?
このまま、嫌われたほうがいいんじゃない?
いやいや。
学園入って断罪されてからの婚約破棄では破滅の一途。
その前に、どうにか穏便に婚約破棄してもらえないかな。
しかし、それには味方も必要不可欠。
やはり断罪されるフラグを全てへし折って、円満に婚約解消。
まずは、メイドたち、家族と味方を増やすぞ。
そして最後には、円満に婚約解消を目指そう。




