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第13話

戦いが始まった!


ダークブラントは、パンチやキックで、エレーナを攻撃しようとした!


このダークブラントのパンチやキックは、一見弱そうだが、強力な破壊力がある!


エレーナをかばおうとして、ライガが、ダークブラントに向かっていった。


日本刀を鞘から抜いて、振り回そうとした。その時、セバスチャンがゴールド色の両刃ソードで、日本刀を受けてかわした。2、3度、刀とソードで、交戦した。


ダークブラントは「いいぞ!ナンバー2(セバスチャン)!」


セバスチャンは、それを受けて「ありがとうございます!ナンバー1(ダークブラント)!」


セバスチャンとライガは、その後も、両刃ソードと日本刀で、討ち合った。


しかし、ライガの日本刀は、研ぎに出していないので、ボロボロと刃こぼれがした。


ライガは、まずい状態になったと思っていた。“いつまで、この刀が持ちこたえられるだろうか?”一抹の不安が脳裏によぎった。


メリッサは、短剣で、戦っていた。


ルークは、カードデッキに、カードを差し込み、盾を召喚した。次に、短剣を召喚した。その2つの武器で、メリッサを攻撃しようとした。


魔王軍側のアルマーニは、怪力の持ち主だが、シルバー色の両刃ソードで、メリッサを援護しようとした。


エマも、片刃ソードで、メリッサを狙おうとしたが、魔法使いのモージが、杖で払いのけた。


スカイラーが「どけどけー!!!かわい子ぶりっ子しているこの(メリッサ)をやっちまえ!」


スカイラーは、両刃ソードを振り回して、メリッサに斬りつけようとした。


アルマーニは「ナンバー4(メリッサ)、気を付けろ!」と言うと、スカイラーに向かい合った。


スカイラーは、2、3度、アルマーニのシルバー色の両刃ソードで、討ち合った。その度に、スカイラーの両刃ソードの刃こぼれは、著しく、刃こぼれの破片は、飛び散った!凄まじい討ち合う音と刃こぼれの音は、恐ろしいものだった。


スカイラーは「おのれぇぇぇ!!!怪力男め!」


スカイラーは、最後の一撃に賭けた!


大きな凄まじい音で『ガッツゥゥゥゥゥゥン』


スカイラーの両刃ソードが真っ二つに折れた!


スカイラーは「ヒェェェェェ!!!」


そう言うと、スカイラーは、尻もちをついて、その場に座り込んでしまった。


アルマーニは「もらったぜ!!!」と笑った。


アルマーニは、スカイラーにトドメを刺そうとした!


その時だった。くノ一のドロシーが木に登った。網を上から落として、生け捕りをしようとした。しかし、足を滑らせて、バランスを崩した。


アルマーニは「あ・・・。あ、ああ・・・。」


ドロシーは、枝につかまった。しかし、力尽きて、落下しそうになった。そして、ついに、枝が折れて、ドロシーは、網を持ったまま落ちて、次に、アルマーニが受け止めた。アルマーニの上に、ドロシーが落ちた。ちょうど、アルマーニが寝た状態の上に、ドロシーが落ちた状態になった。


アルマーニは、腑抜け状態になった。しかし、ドロシーは、すぐに立ち上がって、アルマーニに「ごめんなさい!」とウインクした。


アルマーニは、デレデレして、倒れたままだった。すぐに、セバスチャンがアルマーニをしばき倒した。


アルマーニは、我に返って、セバスチャンと一緒にダークブラントのもとに逃げ去った。


エマは、スカイラーに「今の間に逃げよう!」と誘ったが、スカイラーは、両刃ソードが真っ二つに折れて、放心状態だった。


エマは、ドロシーを呼ぶと、2人で、スカイラーを引きずって行った。ルークは、スカイラーを背負った。


ルークは「みんな!一旦、引き上げよう!」


その号令で、ライガ、エレーナも、従うことにした。


勇者たちは、戦いに来た時以上に、帰る時は、瞬足で、這う這うの体で、逃げ去った。


ダークブラントは「おぬしたち!よくやったぞ!」


アルマーニは「もうちょっとのところで、壊滅できたのに、つい、くノ一のドロシーにしてやられました!わかっているのに、なぜか、あのくノ一には、勝てません!」


ダークブラントは「確かにな!おぬしの気持ちもわからんではない!勇者たちの1番の強敵は、あの女の忍者かもしれんな!いずれにしても、勇者たちの武器は、ガタガタで、一応、成功のようだ!アルデバランに、ガテゾリアンを拘束させて、正解だった!あのスカイラーは、落胆して、かなり、ショックを受けたようだな!あいつには、今まで、てこずらされて、今回は、してやったりだ!成功の部類に入るぞ!気を落とすな!次がある!」


アルマーニは「魔王様!ありがとうございます!僕は、なんと、素晴らしいお方に仕えているのかと再確認しました!」


ダークブラントは「よいよい!」


こうして、ダークブラントたち魔王軍も、メリッサの空間移動ワープによって、その場を消えた。

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