黒猫愛
そうして彼と“彼女等”は退屈を蹴飛ばす
えー、そしてようやく本題のモンスターハンティングをするわけで、しかし低級モンスターをプチプチ狩っていくにも許可証なんかも必要になる。
まあーーなんてったって危険だからね。
しかし悲しいかな、どうしてこの目の前の少女は自分が先に家を後にした筈なのに先にスタンばっていて尚且つ『東上』と書いてあるライセンスを握りしめてしてやったりな顔をしてこちらを嘲笑うような視線を送ってくるのだろうーー
あー、なんかストレス溜まったから帰っていいかな…ーー
「いいわけないじゃない、永遠が帰ったら採集の依頼しか受けられないし」
「悪いことは言わない、返してやれ」
綴橋はこの安全地帯である住民エリア、そしてその界にあるフィールドエリアなど呼ばれている場所に到着していた。
この街のルールはスリーマンセル以下の人数でフィールドに潜り込む場合必ず採集、又は下級モンスターのみしか攻撃することができないルールとなっている。
「どうしてあえて危険な道を選ぶのか、皆コツコツ稼いで生きて行けばいいじゃないか」
「せっかく強いモンスターがいるのに狩らないなんてまさに宝の持ち腐れでしょ?」
宝の持ち腐れの意味違くね?まあ、どうやら17年間毎日狩り(下級)をして生きてきた奴よりも立派にハンターの風格があるな、全く俺のライセンスを渡してやりたいくらいだぜーー
「それに何よりも人数はどうするんだ、俺は他人依頼を手伝って貰える程コミュニケーション能力はないぞ」
そう!その言葉を待ってました!、と言わんばかりの笑顔はまるで…、まるで太陽のようでーー綴橋は笑顔に見惚れてしまっていたーー
「私の友達を呼んでおいたわよ」
雨宮はそう言うと背後から足音のような音が響いてきた。
何者かは段々と足音は近づいてきたが、突然音がしなくなった事に綴橋は寒気を感じたその瞬間だったその時背後から背中の辺りに衝撃が走った。
「いてて、気をつけてくださいよー全くもー、私が当たる直前に威力を殺したからいいものを、
そのまま当たったら大惨事でしたよ、大惨事」
うるさいほど透き通った声が響いたが綴橋は腰への衝撃で振り向くことすら出来なかった。
「あれー?もしかして腰の骨にでも響いちゃいました?いやー、もしかしたら数パーセント程は私が悪かったのでしょうから一応は謝罪しておいた方が良さげな感じですかね?」
「別にいいんじゃない?なんかあれば私が直せるし」
綴橋はそうして腰に手を当て、無様に立膝をついていた。
「ほーら、じゃれてないでさっさと冒険に行きましょ」
そう言うと雨宮は綴橋が手で腰を抑えているところを自身の左手でさすったがこの程度で治るほど俺は気弱な男じゃ…
「痛みが…、引いた?」
腰痛が…まるで最初からーー少女の頭がぶつかる事自体が無かったかのような感覚だった。
そう今のは確実に腰の骨が折れてるとは流石に言わないがひびが入ってもおかしくない筈だったのにーー
「さあ、それじゃあ永遠さんも健康のようですしそろそろ行きましょうか」
あれ?俺はこの子に名前を名乗ったことがあったっけ?
そうして先程の激突少女は足を曲げ右手を差し出してきくるーー
「そうだ、まだ名前を名乗ってませんでしたね私は排砂哀と申します」
正面から見るとその少女は妖しく光る瞳はまさしくーー
「あ、そうだーーそうだった私友達を募集してるんですよー、是非この機会にどうです?」
黒猫のような美女だった。
6日ぶりの投稿になってしまいすいませんでした
未だに思うのですがこのペースで本当にいいのかなとも思っているのですが、やっぱり毎日投稿がベストなんですかね?
それでは読了ありがとうございました。
ps古戦場お疲れ様でした。




