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出てこい‼ 怖いおはなし  作者: どっぺる
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飛行人間

飛行人間


昔ある夢を見た。それは空を飛んでいる人や家の夢。



僕は住み慣れた住宅街を歩いている。道では人々が会話をして談笑したりして時々車も走っている。


突如地震が発生して地面が揺れた。震度2位のたいした揺れではなく人々は今揺れたよね?とか話している。


暫くすると目の前の人が一人30センチメートル位浮いた、しかも少しずつ上昇していく!周りの人がそれを見て驚いたり凄いと叫んだりしている。飛んでる本人も信じられないと言った顔で笑っていたが足元の高さが2メートル位?になったとき急に下ろして‼と叫び出した。一緒にいた人や周りの人が異変に気付いて駆け寄ったがその時既に3メートルを越えていて誰も届かない!なおもその人はどんどん上がっていく。どうやら本人の意思では無いらしく周りもどうすることも出来ない。


すると今度はまた別の人が次々に浮き始めた。そして目に映る人は誰もが浮いた状態になりどんどん上昇していく。


異様だった。空を浮遊する人々からは悲鳴や助けを求める声が住宅街に響き屋根や電信柱にしがみつき何とかこれ以上上昇しないように抵抗する人もいた。


そうこうしているうちに最初のほうでとばされていた人はもう20メートル以上上にいる。


それを見たとたんにぞっとした。そして今度は車が浮き始めた。さらに瓦屋根がはがれ家が浮き出した。だんだん全てのものがまるで重力に逆らうように浮き始めた。最初に見た夢がこれだった。


そして半年前にまたこの夢の続きを見た。その夢は僕も既に浮いていて地面から30メートル位の所にいる。目の前には家や人々が浮いたまま叫んだり泣いたりしている。


次の瞬間次々と人々が高速で上昇していった。いや、正確には落ちて行くようだった。

どんどん高速で空に落ちていく人達。いつ僕の番になるのか怖くてたまらない。皆が空に吸い込まれていった。


夢はここで終わっていた。空を飛ぶ夢を見るとか良く聞くけど皆こんな夢を見ているのかなあと僕はその時までは思っていた。


しかし最近見た今度の夢は僕にとってはかなり恐ろしいものだった。

内容は人間が高速で空に吸い込まれていくのだが遂に僕の番が来てしまった!

まさに飛ぶのではなく落ちていた。あの落ちるときのジェットコースターと同じ感じの胸にぐっと来る感覚が襲ってくる。僕は叫んでいた。空に落ちる‼そこで耐えられず気を失ってしまった。夢の中で。そして目が覚めたけどあの落ちる感覚は本物だった。そして次の日もその次の日もいきなり落ちるところから始まる夢で気を失い目覚めるを繰り返していた。


そしてこの夢の真実を昨日の夢で知ってしまった。


それは何故か僕は家の中にいてテレビを見ている。しかしいつもと様子が違う!家族全員が神妙な面持ちでテレビに釘付けになっていた。そしてニュースが流れた!


「某国が秘密裏に研究していた最新兵器GRS重力反転?システムの開発に成功した!」と言うものだった。

そのニュースが流れたとたんにまたあの落ちる感覚に襲われ目が覚めた。


僕は今しっかりと地面を踏みしめる事が出来ることを幸せに思う。

近い将来この夢の光景が実現するのかも知れない。


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