眠ってはいけない
眠ってはいけない!
これは叔父さんの話。
叔父さん曰く海外の虫は恐ろしい生き物だそう。日本の虫は海外と比べて遥かにフレンドリーで大人しく害を持つのも一握りらしい。そして叔父さんは言った。
外国の虫には気を付けろ‼
奴等は人間を餌だと思っている。
以前叔父さんは仕事の関係で東南アジアや南米等世界中を回っていたそうだ。その時体験し見た光景が今でも忘れられないと言う。
東南の某国での事。叔父さんは同僚と3人で海外出張になりわずか3日と言う条件付きでその国に訪れた。工場地帯があるなかで少し離れると森林が生い茂るその国はまさに発展途上国と言う感じだ。
叔父さんの仕事はその工場での品質管理の指導や調査で時間が限られていた事もあり1
日目を終えた頃には3人共くたくたに疲れていた。
叔父さん達が泊まったのは古い民泊旅館で少し不衛生な感じだったが疲れもあり直ぐに寝てしまった。次の日、同僚の一人が身体の痒みを訴えた。しかし仕事の時間が圧しているのに構ってられず2日目もまたくたくたになるまで働き何とか目処がつくくらいに仕事を終わらせた。
そして3日目の朝。痒みを訴えていた同僚が身体中をかきむしり病院に搬送された。
原因は寄生虫でどうやら寝ているときにサシガメ(カメムシの一種)に血を吸われその時寄生虫に感染したらしい。
その同僚は快復する事なく亡くなり二人は会社に戻らなくてはならなくなり帰国した。
そして出社当日、会社に行くともう一人の同僚が欠勤しており上司に尋ねるとあの後に急に体調不良を訴え病院に運ばれたと言う。
まさかと叔父さんは同僚の家に電話をすると奥さんが出て寄生虫が原因だと聞かされた。怖くなった叔父さんはその場で会社を早退して病院直行。事なきを得たそうだ。
他にも叔父さんは外国の虫の恐ろしさを語った。
いいか、外国に行くことがあっても海では虫に気を付けろ!特に蝿だ!奴等は人間の目にわざと飛び込んできてうじを産み付けるんだ!奴は卵ではなく幼虫を直接産む事が出来るんだ!
寝ているときも耳に産み付ける奴もいるから気を付けろ‼
外国では肌を余り出すな、海や森、河には近づくな、そして眠ってはいけない。




