新たな一歩
ともこんと連が社員食堂で食事を終えて席を立つ。
ともこんは連と別れ自分の部署に戻る。
ともこん「あー、美味しかったなあ~。この会社で良かった。」
ともこんはまるで食堂目当てで入社したのかもしれない。
上司が声をかける。
上司:神谷「ともこんは今日もまんぷく定食か!」
ともこん「そうでーす、まんぷく定食でーす。」
神谷「まんぷくで幸せだな。ともこんは。」
ともこん「神谷さんは何食べたんですか?」
神谷「愛妻弁当に決まっているだろ!」
ともこん「愛妻弁当かあ~、私もいつか作るのかな?」
神谷「ともこん、彼氏いるのか?」
ともこん「今まで1度もありませんよ。しくしく。」
ともこんは窓の外のスズメを見た。
スズメは最初一匹だったが飛んできて二匹でイチャイチャしている。
ともこんは思った。
なんでスズメは・・・。
私は孤独、悲しくなってきた。
誰かいい人いないかな~?と思っていたその時、
廊下を歩く先ほど食堂で出会った連を見かけた。
すかさずともこんは声をかける。
ともこん「連~、どこに行くの?」
連「ともこん、さっきはどうも~。営業周りに行くんだよ。」
ともこん「暑いから大変だね!どこに行くの?」
連「沼津の駅周辺のビルを回るのさ。」
ともこん「沼津もすたれたからね、そんなに回れるところあるの?」
連「商店街はすたれてきているけど、その周辺にいくつか大きな会社のビルがあるさ。」
ともこんは連を見て、なんだか先ほどのスズメを思い浮かべた。
スズメ・・・、連はスズメ好きかな~というか、彼女いるのかな?などと
思ってしまい、顔が赤くなった。
連はそんなともこんを見て、
連「ともこん、顔が赤いけど熱でもあるのか?」
と心配してきた。
ともこんは慌てて
ともこん「ただ、太陽の暑さでやられただけよ。」
と答えた。




