表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推理小説風に考える「ツタンカーメンの本当の王墓はどこにある?」  作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/24

ツタンカーメンの本当の王墓はどこにある? ㉒

さて、ネフェルネフェルウアテンではないかとされるも最後の人物の登場である。

メリトアテン。

だが、一見するとこれはありえないように思える。

理由はもちろん多くの場所にネフェルネフェルウアテンとメリトアテンが王と王妃として描かれているからだ。


ここからどうやって、妃として描かれたメリトアテンが王になるのか?

まあ、これが推理小説であれば、大どんでん返し展開となるのだが。


これが誰もが思うことであろう。


だが、意外にもこの説を支持するエジプト学者は多い。

もしかして、専門家でありながら、その大どんでん返しを狙っているのかと疑いたくなるのだが、そうではない。


前述したことをもう一度並べてみよう。


王ネフェルネフェルウアテン、妃メリトアテンという動かぬ証拠といえる文字資料が多数発見されている。

ネフェルネフェルウアテンの葬送品に刻まれた碑文はこの王が女性であることを示す「彼女の」という言葉が使用されている。


このふたつは常識で考えれば矛盾している。

そこでメリトアテンがネフェルネフェルウアテンであると主張するエジプト学者はこう推測した。


まず、メリトアテンを妃とした男性の王ネフェルネフェルウアテンが即位した。

だが、この王はすぐに亡くなる。

そこで、残されたメリトアテンは夫と同じ誕生名と即位名を使って王位に就いた。


つまり、この説でいけば、ネフェルネフェルウアテンと名乗る王は男女ふたりいるということになる。


たしかにこの説であれば、先ほどの矛盾は解消される。


だが、ネフェルネフェルウアテンが男性という根拠は、王ネフェルネフェルウアテン、妃メリトアテンと記されたものであるうえ、この説の女性の王ネフェルネフェルウアテンは即位したメリトアテンだという証拠はどこにも存在しない。

極言に近い言葉を言えば、アクエンアテンの治世末期まで生存が確認されているもうひとりの娘四女ネフェルネフェルウアテン・タアシェリトであっても問題ないことになる。


ということで、ネフェルネフェルウアテンになり得る者たちはすべて登場した。


さて、皆さんはいったい誰がネフェルネフェルウアテンになったと考える?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ