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食糞衝動
ゴエモンは足のつま先でボールを突っつき、そのままタベオにパスを返した。
(動いてる。ゴエモンが動いてる。ただそれだけのことなのになぜこんなにも違和感があるんだ。)
タベオはハナクソを食べたい衝動に駆られたがグッと我慢した。
(クソ。エナジーが足りないんだエナジーが。)
タベオは鼻をゴシゴシと弄って欲望を堪えた。
そんなタベオの元に守備役であるメカニシが迫っていた。メカニシはゆっくりとその距離を詰めてきた。
(あー、そういえばもう一人いたなよくわからないやつ。)
タベオは足の裏でゴロゴロとボールを転がし、メカニシの様子を観察した。




