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番外編 青い桜
ある日の放課後、俺とユリはエレーナ姫の墓参りをするために、ディエット国の城下だった場所へと瞬間移動で飛んだ。
崩れた城だけがある何もない、蒼い墓石がある所へと着いた。
ユリが歩いて近づいた瞬間、墓石が蒼く淡く光り出した。ユリも蒼く光り輝いている。
すると、エレーナ姫の墓石の場所から木の芽が出て、みるみるうちに大きな木になり、青い桜の木になった。
風でハラハラと青い花びらが舞う、とても幻想的な美しい光景に、俺は心を奪われた。
『うわぁ、凄く綺麗……浜崎、…泣いてるの?』
ユリがそっと俺の涙を拭った。知らないうちに涙が溢れていたらしい。
『ありがとう、ユリ』
ユリを抱き締めた。
『エレーナ姫が、笑顔で喜んでいるみたいだね…』
『ああ、そうだな…』
俺はユリにそっと優しく口づけをした。
美しい青い桜の咲く木の下で……




