出会い
『僕は男だってば!よるな変態! 確かに、夢を見続けたよ。物心ついたときからずっと!でも、僕がエレーナ姫!? アベルじゃなくて? マジか!?』
『エレーナ姫!』
伸ばした手を…
『だから、よるな変態!』
叩かれた。
時は、だいぶ遡る。俺は、エレーナ姫を埋葬したあと、姫の近衛騎士から魔導師になった。
エレーナ姫を探し出すため転生を繰り返したのだ。
それから、2700年が経ったとき、エレーナ姫の魂の欠片が蒼く反応した。
エレーナ姫が転生したのだと思った。
俺は、アベルは日本人の浜崎真央に転生した。
高校1年になり。
そして、出逢った。エレーナ姫の生まれ変わりの人間と。
渋谷のスクランブル交差点で、ひと目でエレーナ姫だとわかった。
魂の欠片が蒼く光り輝き、彼の、胸に吸い込まれていったからだ。
彼も知っていた、その魂の欠片のことを。
すぐに名前を聞いた。
高橋ユリ、俺と同じ年の15歳高校1年生。
小さいころから、ずっと同じ夢を見ていたらしい。とは、彼の隣にいた双子の姉、高橋桜が話してくれた。
俺が、アベルだと話すとユリはとにかく驚いていた。前世の記憶がないらしい。
直ぐに、姉に電話をした。俺の姉(浜崎椿、前世はカレンという)は、ユリが通う学園高等学校の教頭だったのだ。
俺は、転校生としてユリの学園に通うことになった。
今度こそ、俺の命にかえてもエレーナ姫…ユリを守らなければいけない。




