表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

第五話 演習3~再会~

宇宙もののアニメを見ていたら書きたくなったので久しぶりに投稿

 第34人口大陸にある航宙軍基地に接岸したマグサ率いる重巡洋艦”浅間”は演習に向けて弾薬とエネルギーの補給を行っていた。それらが終わるまで、船員たちは少しの休息をとる事が許され、基地に併設するように建っている繁華街に繰り出していた。

 マグサも本来は繁華街で演習に向けて英気を養うはずだったが彼の姿は基地内の大型ドックにあった。300mを超える艦艇専用のこのドッグには第6航空艦隊が入っていた。


「……」

「鳳凰型航宙母艦”鳳凰”、”雷龍”、”海鷹”、”舞鶴”。全長330m、戦闘機約100機を収容出来る地球連合最新鋭空母だ」

「……ミラルド」


 マグサは後方から聞こえてきた女性の声に振り返るとそこには一人の女性が立っていた。マグサより年上らしい女性はキリッとした目つきのまま彼の横に並ぶ。


「ウエスギ中佐、久しぶりだな。何時以来か……」

「丁度2年ぶりになります。義母さん(・・・・)

「軍務中はヤナトヴァ-大佐だと言っておろう。が、今は問題ないか。久しぶりだな」


 そう言って女性、ミラルド・ヤナトヴァ-航宙大佐は柔らかな笑みを浮かべた。


「浅間の艦長として立派に行えているようだな。推薦した甲斐があったというものだ」

「その分やっかみも多いですけどね。軍人の家系の娘をめとり、そのコネで出世したなんて言われていますしね」

「ならばそんなやっかみなど気にしないで済むくらい功績を上げて見せろ」

「安心してください。この演習で見せるつもりですよ」

「それは楽しみだ」


 ミラルドはそう言うと真剣な表情でマグサに向き直った。


「今回の演習はウエスギ中佐が所属する高速艦隊を含む複数の艦隊と我が艦隊を含む機動艦隊による広域航宙戦闘演習となる。空母を撃沈判定に出来れば功績としては立派であろう。精々励め」

「はっ! ヤナトヴァ-大佐を感嘆させる功績を取ってまいります!」


 その言葉を聞いたミラルドは笑みを浮かべ機動艦隊旗艦である鳳凰のもとに向かっていく。その後ろ姿をマグサは敬礼を行い見送るのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ