表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破滅の王 : 第1巻 覚醒  作者: モーゼス・オノジェグウォ
26/30

第二の封印:悪魔の騎士

魔女たちの啓示の後、静寂は束の間だった。


地面は深く、容赦なく震えた。戦いで既に弱まっていた部屋は裂け、その下の深淵から不浄なるエネルギーの奔流が噴き出した。


コルは即座に変化に気づいた。


「動け!」と命じたが、既に手遅れだった。


第二の封印が砕けた。


耳をつんざくような轟音が現実そのものを切り裂き、空気はこれまで彼らが直面してきたものよりもはるかに古く、暗い力で波打った。倒された獣の炎は瞬時に消え、より強大な力に押し潰された。


そして――彼らは裂け目を通り抜けた。


二人の巨体が、それぞれ古の、ひび割れた地獄の鎧を身にまとい、暗闇から現れた。彼らの存在は息苦しく、その圧倒的なオーラは、溺れゆく魂を覆い尽くす大海原のように、戦場を圧倒した。


悪魔の騎士たち。


彼らは真の悪魔に仕える死の騎士たちだった。彼らの名は知られていないが、その力は?否定しようがない。


一人が前に出た。黒曜石の刃を肩に当てながら。その声は砂利が鋼鉄にこすりつけられる音のようだった。


「魔王め。」彼の視線はコルに釘付けになった。「お前は戴冠に値しない。我々はそれを取り戻すために来たのだ。」


深淵の影に隠れたもう一人の騎士が笑い、その声が部屋中に響き渡った。「残りの者たちは?我々の足下の虫けら同然だ。」


ためらうことなく、彼らは攻撃を開始した。


コルが反応する間もなく、最初の騎士が突進した。冥界の炎で黒焦げになった彼の剣は、地面を揺らすほどの勢いで振り下ろされた。


コルは拳で攻撃を受け止めたが、衝撃は彼自身でさえ骨を震わせた。衝突によって火花と黒雷が爆発した。


「悪くないな、坊や」騎士はニヤリと笑い、さらに強く押し付けた。「だが、それだけでは足りないだろう」


コルは消え、再び彼の背後に現れた。拳はパチパチと音を立てる黒雷に覆われていた。彼が攻撃した瞬間、空気が砕け散り、その衝撃は部屋の壁を突き破った。


騎士はよろめいたが、倒れることはなかった。彼は笑った。


コルは目を細めた。


この戦いは容易なものではなかった。


エリザベスは二番目の騎士と激突した。彼女の神聖な力は闇の中で星のように燃えていた。黄金の刃の一撃一撃が騎士の爪に当たり、二人の戦いは周囲の廃墟を揺るがした。


彼女は容赦なく突き進み出たが、騎士はあらゆる動きを予測していた。


その時――彼の手が振り下ろされた。


彼女が反応するよりも早く、彼は爪の生えた手を彼女の腹に叩きつけ、貫いた。


エリザベスは息を呑み、喉が詰まった。


吐き気を催すような音とともに、魔王は手を振りほどき、エリザベスの体は石の床に叩きつけられた。血が地面に飛び散った。


デイン、オリン、そしてヴァレンが介入した。


「エリザベス!」


デインは咆哮し、騎士に飛びかかった。山をも砕くほどの拳が騎士の体に叩きつけられ、部屋中に衝撃波が走った。


オリンは背後にテレポートし、双剣で魔王の喉を切り裂き、ヴァレンの地獄の鎖が魔王の手足に巻き付き、引き裂こうとした。


しかし、魔王はまるで子供のように彼らを振り払った。


「哀れな」彼は襲いかかり、爪でデインの腕を引き裂いた。一振りの手がオーリンとヴァレンを石柱に叩きつけた。


血を流し、傷だらけのエリザベスは、聖なる力が揺らめきながら自らを癒し、立ち上がろうともがいた。


彼らは負けそうだった。


ジェイコブとブラッド vs. 魔女たち


騎士たちがコルの仲間たちをなぎ倒す中、魔女たちは儀式の場で精力的に働き、最後の封印へと手を掲げていた。


ジェイコブとブラッドは彼らを阻止し、呪われた魔法で刃をぶつけ合った。


ジェイコブの聖なる炎で燃え盛る剣は、魔女たちの闇の触手の一本を切り裂いたが、残りの魔術師たちは即座に反撃した。


影の魔法の波が押し寄せ、ジェイコブの胸を叩きつけた。彼は歯を食いしばったが、その痛みはかつて感じたことのないものだった――まるで魂が引き裂かれるようだった。


ブラッドは彼と共に戦い、自らの刃が空を切り裂いたが、魔女たちはあまりにも多く、あまりにも強大だった。


封印は破れ続けた。


コルはすべてを見ていた。


傷ついた兄弟たち。


まだ立ち上がるエリザベス。


圧倒されるジェイコブとブラッド。


そして、魔女たちが勝利する。


コル、真の力を解き放つ


コルの中で何かが壊れた。


抑え込んでいた力、オーウェンの血から受け継がれた力が、彼の体から噴き出し始めた。


周囲で轟いていた黒雷は深淵の黒に染まり、現実そのものが歪むように空気が悲鳴を上げた。魔王の真の証である角が完全に姿を現し、その瞳は深紅の光を放った。


最初の騎士は動じなかった。


コルはニヤリと笑った――野性的で、怪物的で、容赦ない。


そして彼は消えた。


次の瞬間、最初の騎士の腕は黒い稲妻の閃光に切断され、消え去った。古の戦士は吠えたが、コルは既に動き出していた。


彼の足は二番目の騎士の胸に激突し、彼が螺旋状に逆回転していくのを。


兄弟たちは振り返り、彼の変貌を見届けた。


コルは堂々と立ち、周囲の空気が震えた。


「真の魔王を欲していたのか?」彼の声はもはや人間のものではなく、自然の力となっていた。


「ならば、それが何を意味するのか、見せてやろう。」


最後の封印が破れる


しかし、コルが騎士たちに地獄を解き放とうとしたとき、


最後の封印が破れ始めた。


深淵から深く、非人間的な声が響き渡り、部屋を言葉に尽くせない恐怖で満たした。


悪魔の影が姿を現し始めた。


世界そのものが暗くなり、存在の構造そのものが震え、古来より止めることのできない何かが目覚め始めた。


騎士たちは笑った。


「遅すぎる。」


コルは深淵を見つめた――そして深淵もコルを見つめ返した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ