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村野と加藤にもデュエル大会の事を話すと、2人も大会にのりのりのようだった。

そして、4月の終わり頃にやっと国枝主催のデュエル大会の説明会が学校の体育館で行われる事に。

高杉もその場に参加す。もちろん村野と加藤もいる。

放課後の時間帯を貸し切って行うらしい。本来放課後は運動部が使用しているものなのだが、国枝の催しのためにその日は運動部を立ち退かせた。

国枝光弘は身長170センチの爽やかな印象を受けるイケメンである。学年は3年。学校での評判は良く、金持ちである事を鼻にかけないため高杉も国枝を嫌ってはなかった。

なのでこのようなたまの横暴も許容範囲だった。高杉には竹田が国枝を憎む理由は分からないが、国枝には裏の顔があるという事なのか?

体育館で突っ立ったまま、説明会はまだか、まだかと待っていると、国枝が体育館に姿を見せて壇上へと上がった。

マイクを取った国枝は大会の概要を説明し始めた。

「お集まりいただいた決闘者諸君!!これから来年の4月まで続く決闘大会・・・『1年決闘』の説明を始める!」

会場全体がどよめく。約1年もの長期間行われるとはっ・・・!

無論、事前に知っていた高杉らは別段と驚く事も無かった期間は分かっている。次からが重要である。

「期間は大体分かってもらったと思う!そして次に、参加資格だ!!!参加資格は極めて単純!!」

高杉は息を呑んだ。参加資格さえなければ参加さえできないのだから。何も始まらない。

「参加資格は、カード40枚以上を所有する本校の生徒!それさえ守っていればどなたでもウエルカムだ!!」

身振り手振りがいちいち大きい国枝。国枝のテンションに反して会場のボルテージは言う程高まってない。悲しきかな、これが現実。

「そして!この大会のルールを説明する!!」

こればかりは全員壇上の国枝に視線を集中させた。

「まずは予選。生徒同士のバトルロワイヤルだ」

国枝は続ける。

「参加者にはこの大会の参加証のカードを賭けて戦ってもらう。バトルロワイヤルで一度でも敗北すればその時点で失格!!」

「その理由は至って簡単である!!まず、お互いに潰し合って実力の伴わない決闘者を淘汰していくのだ!!!」

「第二のラウンドへ進めるのは、強い者だけだ!!第二ラウンドからはよりハイレベルなデュエルが行われる事であろう!!!」

うおおおおお!!!っと会場が一気に盛り上がる。

高杉もその圧倒的な熱気に飲まれていた。村野も。加藤も。

国枝は歓声の中、続ける。

「予選のバトルロワイヤルの次は・・・決勝トーナメントだ。決勝トーナメントは8名!つまりバトルロワイヤルは残り8名になるまで続けられる!!」

「それ以外に細かいルールは特に存在しないが、失格になるケースをいくつか挙げておく」

「ひとつ!大会中に何らかのアクシデントにより、所持カードを40枚未満にした者!」

「ふたつ!今大会は互いの参加証を賭けて行われるが、参加証を5枚持たぬ者は決勝トーナメントに進出する事は許されない!よって失格とする」

「みっつ!決闘者魂(デュエリストスピリッツ)に反する行為を行った者は即座に失格!」

「以上が今大会のルールの全てだああああああああああああああああああああ」



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