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罠の読み


国枝 LP 5450

川野 LP 2100


国枝 場 追い剥ぎゴブリンのみ 手札3枚

川野 場 ヒビキメ 伏せ1枚 手札0



「まずその伏せがブラフか機能するカードの見極めだがブラフではないと予想する。例えブラフとして考えなしに伏せたとしてもここまで使わないのは不自然」

「発動タイミングが来てないんじゃないか?川野」

図星か。

「ここでドローソース、汎用除去カードでない事が分かる。そんなカードをこの局面まで伏せるはずがない。となると罠カードの可能性が高い」

ここから具体的な考察にうつる。

「死デッキにチェーンしなかった、となるとお触れではない。攻撃に対して使わない事からも攻撃反応カードではない」

「もう大体分かるだろう。ここまで考えたら」

じっと川野を見据える国枝。

「俺はその伏せカードは血の代償か昇天の角笛かマジック・ジャマーの3択だと思っている」

ただでさえ少ない罠カード。ここまで残る上位プレイヤーが採用する罠となるとさらに絞られる。

国枝め・・・デュエル経過を記憶していたか・・・

「代償とジャマーなら発動される事はないが、角笛だとどうかな?角笛を使った所で君の場はがら空きになる。それでも発動してくるかな?」

「あったりまえだろ!ヒビキメを失ってダメージかぶるよりてめぇのモンスターも道連れだ!!!」

ハッ・・・

「ふふふ、その言いようで確信した。それは角笛だな・・・」

なんと・・・・!!!

「だっ・・・たら・・・・・・・・・試してみろ!!!!!カードを出して見ろってんだ!!!」

「じゃあ・・・ため・・・して・・・み・・・る・・・・」

手札のカードに手をかけた国枝。

「か?」

同時に白い泥棒を攻撃表示で召喚した。

白い泥棒の攻撃力1000。剣をつけられたら1500・・・!

ヒビキメがやられる・・・・

くそっ・・・使うしか無い・・・・

奴の思惑通りだが、仕方がない・・・・!!!

「ぐっ・・・リバースカード、オープン・・・・・」

やはりな・・・と国枝はニヤリと口元を歪ませた。

「昇天の角笛だ。ヒビキメを生け贄にして白い泥棒の召喚を無効にして破壊だ」

「川野、俺は今勝利を確信したよ。できれば昇天の角笛が良いと思ってた。角笛なら使わせたいと思っていた。俺の狙いは角笛の発動」

なにを・・・言ってるんだ・・・・?

「これで川野の場にはなにもない。障害となる壁はすべて取り払われた。これが何を意味するか・・・」

国枝は手札から魔法カードを出した。しかしそれは執念の剣ではなくて・・・

「死者蘇生・・・」

「ヒビキメがいると超過ダメージで倒せないからね。ヒビキメをなんとか処理してほしかったんだよ」

ガサッと国枝は川野の墓地のカードをかっさらっていった。

「お前のライフポイントは残り2100。それを一気に削るためにはこのカードが1番だろう」

国枝は川野の墓地から取り出した1枚のカードを場に出した。

「双頭のサンダードラゴン」

川野も決して弱くなかった。

決勝トーナメントに残るくらいの実力は持っていた。

しかし、彼川野は悟った。

自分のちからが全く及ばない、常識はずれの怪物がいることを。

「特殊召喚したサンダードラゴンの攻撃力2800。これで・・・終わりだ」

メインフェイズ1からバトルフェイズへ移行。

国枝は攻撃宣言をした。

川野 LP 2100 → 0

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